森野稔会長

会長 森野 稔
事務局長 森川敬三
事務局
郵便番号 939-8241
所在地 富山県富山市惣在寺1306
TEL 090-1637-0518

【 地区の紹介 】

〇平成5年、「現代俳句北陸地区協議会」を発展・解消し、富山県現代俳句協会を設立。
〇平成18年から「富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会」を開催して学校での俳句授業を支援している。
〇平成25年に設立20周年事業を実施。

【 行事予定 】 (2021/4/26追加更新)

◇今後の予定
・第15回ジュニア俳句大会作品募集 5月1日~7月31日
・第3回富山県現代俳句協会賞作品募集 7月1日~12月25日
・第2回役員会 8月8日
・秋季吟行俳句大会 9月23日
・第15回ジュニア俳句大会表彰式 11月20日

【 行事 】 (2021/7/19追加更新)

◇2021年 第30回記念 北陸現代俳句大会(富山県関係)

第30回記念 北陸現代俳句大会の結果が発表された。福井県で5月9日に集合大会を開催する予定だったが、紙上大会に変更となった。富山県関係者の入賞入選者・句は次の通り。

【福井県知事賞】森川敬三

大寒の皿純粋な玉子焼き (受賞十二句より)

【福井県現代俳句協会賞】森野 稔

秋灯の揺らぎはシャドーボクシング (受賞十二句より)

【佳作】櫻打伸子 小池弘子 坂田紀枝 坂田直彦

【奨励賞】高木昭夫 細野千里

◇2021年度定期総会・春季俳句大会(通信/3~4月)
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月に富山市で行う年次定期総会と春季俳句大会を取止めた。総会議案ははがき等の通信によって承認。改選人事案承認による新役員は下記のとおり。俳句大会も郵便による互選に変更。107名投句、投句数214句、互選により32句を入賞入選とした。
【新役員】
会長:森野稔 副会長:二口わこう、高木昭夫 事務局長:森川敬三
理事:沖村幸子、垣内和代、金山美恵子、河合彰、河岸佳子、川辺智惠子、幹自聲、櫻打伸子、鈴木幸雄、高田実、栃原百合子、中川泰信、平野もとみ、平譯宏修、古澤桃、吉田憲子、𠮷田久夫
【春季俳句大会入賞入選句】(高点順)
天位 手鏡で足りる身支度山笑う    跡治順子    
地位 地球儀の中はからっぽ春の風   平野もとみ
人位 逆上がりせむと子が蹴る春の土  久﨑富美子
   祖母の肩黙って揉んで巣立ち行く 田中憲子
   啓蟄や重機ガブリと土を食む   佐々木妙子
   寝たきりの母が目で追ふ吊し雛  久﨑富美子
   憂きことを消しゆく音や葱刻む  野坂千佳子
   吾亦紅ただ相槌がほしいだけ   高井由紀子
   若返りのツボ押してみる春隣   福島やす子
   しなやかに全員手話の卒業歌   宮西昌子
   深呼吸してから看護ヒヤシンス  久保美智子
   変はらねば進まぬ一歩桃の花   久保美智子
   春ショール軽く結んで席を立つ  後藤みち子
   目が合うて名前浮かばず春うらら 芹田きみ子
   なりわいの歴史ふくらむ紙風船  日合英子
   ミイラ展午後は先祖の春田打つ  吉塚三津枝
   寒空や喪主を務める19才    川西かず江
   心持ち伸びる猫背の母の春    平譯宏修
   息白く始発電車の軋む音     中 靖子
   腰曲がる妻如月の風を来る    森野 稔
   罪なしと言へぬ来し方青き踏む  森野 稔
   蓋の無い日本海に立つ雪女    八尾とおる
   折鶴をしずかにたたむ朧かな   白井重之
   山桜しづかなる午後始まりぬ   玄葉志穂
   残雪が引き上げて行く山奥に   幾島淳隆
   石蹴りによさそうな石草青む   筏井恵子
   春の海サーファー授乳時間なり  轡田映子
   村中が眠りに落ちて春の月    盛本紀久子
   春の湾あくびのような潮目かな  吉田憲子
   野梅咲くびょうびょうと白岩川  小池弘子
   蜃気楼消へて沖空がらんどう   山下久美子
   啓蟄の田に造成のショベルカー  谷口昌子

◇第1回役員会(4月17日) 富山県教育文化会館会館
 ・秋季吟行俳句大会について
 ・ジュニア俳句大会について
 ・第3回富山県現代俳句協会賞について
 ・会務の分担について
 ・【一句会】
   をんな坂枝垂桜のとほせんばう   鈴木幸雄
   灯台の背伸びしたがる春の空    吉田憲子
   花の夜の男だましという茶菓子   河合 彰

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◇令和二年富山県現代俳句協会協会秋季俳句大会

新型コロナウイルスの感染拡大防止を受け、黒部市で行う予定の秋季吟行大会は中止になり、はがき等の通信による俳句大会に変更しました。九月九日締切で九十六名、百九十二句(一人二句投句)の応募があり、互選により三十二句が入選しました。

天位 端居して風に聞かせるひとり言    久﨑富美子
地位 どこへでも行きたい新車夏帽子    石田英子
人位 捕虫網いま少年になるところ     八尾とおる
   ごみ出しの児の爽やかな遠会釈    田中帝子
   踊り子の指の先まで風の盆      吉田憲子
   生きること時に面倒九十の夏     中島三枝
   ひぐらしや詰め込み癖の小引出し   吉塚三津枝
   早稲刈れば日の香土の香散居村    林 紀男
   土砂降りのあと渾身の蟬時雨     久﨑富美子
   子蟷螂のほたりと落つる草の上    高木昭夫
   燕帰るその黄昏のがらんどう     小池弘子
   あるがまま生きるがベスト猫じやらし 漁 俊久
   腹の底許す友いて秋刀魚焼く     平譯宏修
   隠し干す妻リハビリの黒水着     大久保置箔
   横顔のいがいと愛嬌青大将      山本正子
   峡の句碑瀬音遊びて紅葉映ゆ     早川範子
   ゆるやかに行き交う蛍浄土めく    大倉寿恵
   ズボンにはポケット五つ秋深し    筏井恵子
   白き帆のまだ点点と秋夕焼      堀 智恵子
   大粒の雨音展げ青蓮         青木恭子
   自分史は俳句に託す秋の蝶      大久保置箔
   回覧板秋の金魚に届けたり      河岸佳子
   米騒動の蔵の枯蔓沖青し       松田喜義
   赤茄子の熟れて喧嘩はもうおしまい  平野もとみ
   蓮の花ふっくら煙草は止めました   坂田直彦
   新涼の風まっすぐに宅急便      野坂千佳子
   煮て焼いて揚げてグラタン茄子づくし 跡治順子
   餌を運ぶ蟻の早足原爆忌       西田道代
   虫時雨時折澄んだソロの声      鹿熊紀子
   灯り消し人魚となれり月の部屋    吉田憲子
   ちちろ虫程好き距離にゐて平和    牧野きよ子
   この道は一方通行稲穂垂る      布本美知子

◇富山県現代俳句協会協会賞発表と春季俳句大会

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、総会の開催は中止となった。かわりに、議案書を会員各位に配布・検討いただき承認を得た。同時に葉書通信による春季俳句大会を実施した。
また、昨年7月に応募開始した第二回富山県現代俳句協会賞(中村和弘会長選)の入賞者を発表した。

第2回富山県現代俳句協会賞(新作15句1編で25編応募、3月29日発表 下記は抜粋)

正賞「15の日常」 白井重之
 青年の代田深くて真水充つ
 青田あおければ中有の日が暮れず
 小津安二郎名画にちらと落霜紅
 真言ひびく寺に老いたる月の輪熊    

準賞「浦日和」 漁 俊久
 冬たんぽぽぽつりと海の明るさに
 能登入日海を花野にしてしまう

準賞「化石」 鈴木幸雄
 天領にある顔のない内裏雛
 貝独楽を競う腕白炭鉱の町

春季俳句大会 (応募数1人1句で応募数104句、4月下旬に発表)

天 位 干鰈海へゆきたい貌ばかり   八尾とおる

地 位 地の息吹指にあつめて蓬摘む  澤井悠紀子

人 位 聖女にも鬼にもなれず介護春  西田道代

17点 靴下の破れ穴より春来たる   玄場志穂

16点 梁と言ふゆるき曲線雛まつり  川辺智惠子

14点 絵馬が絵馬打つ音乾く梅日和  垣内和代

13点 しばらくは聞き役となり桜餅  河岸佳子

12点 起き抜けの雉子の高鳴き子の忌日 坂田紀枝

12点 卒業す明日は看護師髪たばね  堀智恵子

12点 抽斗の隅に合鍵地虫出づ    後藤みちこ

11点 村を出て村が気掛り雪の夜   池﨑悦子

9点 目覚めたる五感の背伸び春来たる 浜田律子

9点 体当たる音のみ響く春場所   木下 瞳

9点 ひそと出てひそと戻りし大試験 高尾久子

8点 鳥帰るウィルスの無き大空へ  柄沢恭子

8点 マフラーの百の巻き様街うごく 佐々木妙子

8点 術後の脚にかける重心春北斗  櫻打伸子

8点 啓蟄やマグマ溜りにある不穏  二口わこう

7点 ひろひろと薄氷の田を立山の風 金山美恵子

7点 剪定の空より音が降ってくる  飛世静子

7点 親分のやうな猫ゐる冬田道   飯田悦子

7点 割り算の余りは妹雛の間    跡治順子

7点 山笑う凸凹の道生き抜きて   平澤宏修

7点 正門より姿勢正しく雉の入る  勝守征夫

6点 弱音など吐くな吐くまいクロッカス 久保美智子

6点 神さびの赤き椿の根のうねり  平野もとみ

6点 しつけ糸引けばほつれり梅の白 吉塚美津枝

6点 雛飾る妣の使ひし六畳間    久﨑冨美子

6点 しくじりを年と諾う春の雨   大倉寿恵

6点 おぼろ夜の湧水ころろころころろ 山下久美子

6点 小走りの黄色の帽子よもぎ餅  石田悦子

6点 日脚伸ぶ握り鋏で取る毛玉   古澤 桃

6点 村ひとつ呑みこむばかり杉花粉 林 紀夫

6点 春の畑起こす高ぶり鍬先に   丸田美恵子

◇第13回富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会

日時 令和元年11月9日
場所 富山県教育文化会館

第13回の富山県のジュニア俳句大会には県下の43校から1685句の応募があり、41名の入賞作品が決定した。表彰式には受賞者、保護者など約百十名が参加。表彰のあと、出席者の作品全句について講評があり、みんな熱心に聞き入った。

富山県知事賞

逆上がり足の間に虹がある      水島大哉(小六)

富山県教育委員会賞

オリオンざ指さす父と魚信待つ    浦田公喜(小五)

富山県現代俳句協会会長賞

しかられて春のこたつにもぐりこむ  春日華(小五)

母の日の手紙机に入れておく     野村匠(小六)

暴れ馬みたいな波だ春あらし     竹田涼香(小六)

一本のわたあめわけあう夏まつり   本田芽生(小三)

おにのやくおわってふくから豆おちた 木下明里(小二)

 

富山県現代俳句協会秋季吟行俳句大会

 日時 令和元年9月1日
 場所 富山市 富山市民プラザ

  参加者三十七名。一人二句投句。吟行地は富山城址公園、松川、環水公園などの公園が多い地だが富山市中心部でもある。中央通り、総曲輪通りなどの繁華街があり、街なかを詠もうという意気込みの中で多くの良句が詠まれた。講評はパネルディスカッション形式とし、パネラーだけでなく大会参加者からも発言してもらうようにした。熱い議論がかわされる吟行俳句大会となった。

天位 石垣の上はのつぺら秋の風       高木 昭夫
地位 緑陰は風来るところ普羅の句碑     坂田 直彦
人位 新涼の城内立札「カラスに告ぐ」    坂田 紀枝
 
   (写真は大会の会場風景)

平成30年度活動報告

◇役員会(年3回)
  • 8月5日  富山県教育文化会館
    秋季吟行俳句大会について
    ねんりんピック富山2018について
    第29回北陸現代俳句大会(石川県金沢市)の作品募集について
  • 11月23日 役員会・役員交流会
    次年度事業計画について
    ジュニア俳句大会の再開(第13回)について
    秋季大会の吟行地の選定
    その後、役員交流会を実施。
  • 2月3日 富山県民会館
    総会に付議する議案について
    秋季吟行俳句大会の候補地説明
    ジュニア俳句大会の再開を確認

いずれも、役員会の後は一句会を開催した。一句ごとに活発な議論を展開した。3回役員会の高点句は次の通り
 8月  怠け身に西日の銃を向けられし  森野 稔
     落蝉や初めて人を見るまなこ   高木昭夫
11月  野菊晴子ども埴輪は歯が痛い   坂田直彦
 2月  園長の赤い褌鬼は外       二口わこう

◇三役会(年1回)
  • 1月17日 北日本新聞社2階
    収支決算など役員会提出議案の確認
    会報担当者、賞状揮毫者の負担軽減対策について
    秋季大会の吟行地の候補地提示
◇秋季吟行俳句大会 

 9月2日、大会会場の高岡市生涯学習センターは高岡駅前にあり、近くには、高岡大仏や古城公園、少し離れて、山町筋、金屋町等の古き時代の風情を残した町並みが続いている。45名参加。全員で互選した。合評はパネルディスカッション形式で行ったが、できるだけたくさんの発言がでるように配慮した。
成績は、次の通り

天位 こおろぎの髭つきあたる地獄絵図   宮西 昌子
地位 大仏の結ぶ手にある小さき秋     久﨑富美子
人位 どすんと秋歩きたかろう「大仏さん」 八尾とおる
四位 古井戸の開かずの蓋にある秋思    久﨑富美子
五位 大仏の胡座の上に秋棲めり      八尾とおる
   秋風鈴銅器の街の音を売り      鈴木 幸雄
六位 家持に会えそうな坂萩の風      堀 智恵子
   団栗の詩にあるほど転がらず     新保 吉章
七位 大仏の光背雲はすでに秋       中 静子
   学習室の頭が並ぶしんと秋      筏井 恵子
   秋の蚊や袋小路の赤提灯       河合 彰
   はつ秋のまなかに在す大仏さん    小池 弘子
   夫婦句碑なぞれば萩の風が来る    坂田 直彦
   四阿は男の居場所城址秋       西田 広子
   土蔵説く城下の訛萩の花       早川 範子
   ブロンズのあんぱんまんや秋まろし  高木 昭夫
   大佛の鼻梁色なき風の中       二口わこう
   自動扉に放り出されてよりの秋    新保 吉章

◇定期総会・俳句大会

 3月31日、富山県教育文化会館。総会・俳句大会出席者63名 俳句投句者109名(事前投句)。
 前年度の事業報告や新年度事業計画・予算を決めた。新年度事業計画には、ジュニア俳句大会の再開や富山県現代俳句協会賞の募集などが盛り込まれている。
そのあと全員の互選によって、俳句入賞作品を決めた。

総会風景 平成31年3月31日撮影

  • 俳句大会入賞作品

天位 峡という大きな器雪しんしん    八尾とおる
地位 落葉焚く父を叱りて泣きたき日   平野もとみ
人位 風紋は母の文かも春渚       山下久美子

4位 日脚伸ぶ時計の遅れ直さねば    青木恭子
   春キャベツ脳味噌ほどのやわらかさ 野坂千佳子
5位   春一番ほわんと鳴らしゆく電車   梅原恵美子
6位   演奏の余韻をつつむ春ショール   四十物敦子
7位   空の蓋開くるが如き鰤起し     鈴木幸雄
   薄墨の紙干す工房梅日和      西田広子
   初蝶のとまればはなになりにけり  澤井悠紀子
   料峭の鍵穴にある遊び癖      後藤みち子
8位   乳足りた赤子の眠り雛祭      坂田紀枝
   ねまり牛梅ひとひらを背に乗せて  高長亜子
   堰切ってふれまわりたり水の春   小野寺千恵
   海苔を掻く波を巧みに長寿眉    田中憲子
   うららかやロマンチストに齢なく  石田英子
   待つものにさくらの花と新元号   大久保置箔
   啓蟄や土蔵の裏の縄梯子      松谷眞佐子
   梅二月父が背に負ふ弾の痕     二口和幸
   生まれ来る嬰待つ朝桃の花     亀谷正恵
   胸のうち明かすに座る雛の前    久﨑富美子
   春の宵西行法師の杖の音      東 霊女
10位  戦なき平成仕舞い鳥帰る      川辺智恵子
   荻生てふ駅名に惹かれ春の下車   盛本紀久子
   女子高生余寒の駅を沸き立たす   金山美恵子
   まだ生きていると知らせる年賀状  真野賢一
   明日といふ不確かなもの春の風   川上弥生
   介護また一日一生山笑う      青木章子
   「竜宮の使い」遣わす春一番    中島三枝
   二枚目を脱いで休憩畑を打つ    梅田ひとみ

 ◇会報(年2回)

7月1日 12月1日

 

(森野 稔)