県の花 チューリップ 写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市) BotanicalGarden

県の花 チューリップ
写真撮影:青木繁伸
(群馬県前橋市)
BotanicalGarden

会長 森野 稔
事務局長 高木昭夫
事務局
郵便番号 937-0856
所在地 魚津市川縁1532
TEL 0765-24-7201

 

【 地区の紹介 】

〇平成5年、「現代俳句北陸地区協議会」を発展・解消し、富山県現代俳句協会を設立。
〇平成18年から「富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会」を開催して学校での俳句授業を支援している。
〇平成25年に設立20周年事業を実施。
〇会員数84名(H30.1.31現在)

【 行事 】

平成30年度活動報告

<31.0331更新>

◇役員会(年3回)
  • 8月5日  富山県教育文化会館
    秋季吟行俳句大会について
    ねんりんピック富山2018について
    第29回北陸現代俳句大会(石川県金沢市)の作品募集について
  • 11月23日 役員会・役員交流会
    次年度事業計画について
    ジュニア俳句大会の再開(第13回)について
    秋季大会の吟行地の選定
    その後、役員交流会を実施。
  • 2月3日 富山県民会館
    総会に付議する議案について
    秋季吟行俳句大会の候補地説明
    ジュニア俳句大会の再開を確認

いずれも、役員会の後は一句会を開催した。一句ごとに活発な議論を展開した。3回役員会の高点句は次の通り
 8月  怠け身に西日の銃を向けられし  森野 稔
     落蝉や初めて人を見るまなこ   高木昭夫
11月  野菊晴子ども埴輪は歯が痛い   坂田直彦
 2月  園長の赤い褌鬼は外       二口わこう

◇三役会(年1回)
  • 1月17日 北日本新聞社2階
    収支決算など役員会提出議案の確認
    会報担当者、賞状揮毫者の負担軽減対策について
    秋季大会の吟行地の候補地提示
◇秋季吟行俳句大会 

 9月2日、大会会場の高岡市生涯学習センターは高岡駅前にあり、近くには、高岡大仏や古城公園、少し離れて、山町筋、金屋町等の古き時代の風情を残した町並みが続いている。45名参加。全員で互選した。合評はパネルディスカッション形式で行ったが、できるだけたくさんの発言がでるように配慮した。
成績は、次の通り

天位 こおろぎの髭つきあたる地獄絵図   宮西 昌子
地位 大仏の結ぶ手にある小さき秋     久﨑富美子
人位 どすんと秋歩きたかろう「大仏さん」 八尾とおる
四位 古井戸の開かずの蓋にある秋思    久﨑富美子
五位 大仏の胡座の上に秋棲めり      八尾とおる
   秋風鈴銅器の街の音を売り      鈴木 幸雄
六位 家持に会えそうな坂萩の風      堀 智恵子
   団栗の詩にあるほど転がらず     新保 吉章
七位 大仏の光背雲はすでに秋       中 静子
   学習室の頭が並ぶしんと秋      筏井 恵子
   秋の蚊や袋小路の赤提灯       河合 彰
   はつ秋のまなかに在す大仏さん    小池 弘子
   夫婦句碑なぞれば萩の風が来る    坂田 直彦
   四阿は男の居場所城址秋       西田 広子
   土蔵説く城下の訛萩の花       早川 範子
   ブロンズのあんぱんまんや秋まろし  高木 昭夫
   大佛の鼻梁色なき風の中       二口わこう
   自動扉に放り出されてよりの秋    新保 吉章

◇定期総会・俳句大会

 3月31日、富山県教育文化会館。総会・俳句大会出席者63名 俳句投句者109名(事前投句)。
 前年度の事業報告や新年度事業計画・予算を決めた。新年度事業計画には、ジュニア俳句大会の再開や富山県現代俳句協会賞の募集などが盛り込まれている。
そのあと全員の互選によって、俳句入賞作品を決めた。

総会風景 平成31年3月31日撮影

  • 俳句大会入賞作品

天位 峡という大きな器雪しんしん    八尾とおる
地位 落葉焚く父を叱りて泣きたき日   平野もとみ
人位 風紋は母の文かも春渚       山下久美子
4位 日脚伸ぶ時計の遅れ直さねば    青木恭子
   春キャベツ脳味噌ほどのやわらかさ 野坂千佳子
5位   春一番ほわんと鳴らしゆく電車   梅原恵美子
6位   演奏の余韻をつつむ春ショール   四十物敦子
7位   空の蓋開くるが如き鰤起し     鈴木幸雄
   薄墨の紙干す工房梅日和      西田広子
   初蝶のとまればはなになりにけり  澤井悠紀子
   料峭の鍵穴にある遊び癖      後藤みち子
8位   乳足りた赤子の眠り雛祭      坂田紀枝
   ねまり牛梅ひとひらを背に乗せて  高長亜子
   堰切ってふれまわりたり水の春   小野寺千恵
   海苔を掻く波を巧みに長寿眉    田中憲子
   うららかやロマンチストに齢なく  石田英子
   待つものにさくらの花と新元号   大久保置箔
   啓蟄や土蔵の裏の縄梯子      松谷眞佐子
   梅二月父が背に負ふ弾の痕     二口和幸
   生まれ来る嬰待つ朝桃の花     亀谷正恵
   胸のうち明かすに座る雛の前    久﨑富美子
   春の宵西行法師の杖の音      東 霊女
10位  戦なき平成仕舞い鳥帰る      川辺智恵子
   荻生てふ駅名に惹かれ春の下車   盛本紀久子
   女子高生余寒の駅を沸き立たす   金山美恵子
   まだ生きていると知らせる年賀状  真野賢一
   明日といふ不確かなもの春の風   川上弥生
   介護また一日一生山笑う      青木章子
   「竜宮の使い」遣わす春一番    中島三枝
   二枚目を脱いで休憩畑を打つ    梅田ひとみ

 ◇会報(年2回)

7月1日 12月1日

平成29年度活動報告

<30.3.31更新>

■役員会(年3回)
  • 8月6日  富山県民会館
    秋季吟行俳句大会について
    ジュニア俳句大会について
    協会70周年功労者表彰の推薦について
    第28回北陸現代俳句大会の結果報告について
  • 12月16日 ボルファート富山
    30年度役員改選について
    ねんりんビック開催に伴うジュニア俳句大会の変更について
    北陸地区推薦理事の推挙について (高木昭夫氏推挙) →
    その後、役員交流会を実施。
  • 2月4日 富山県教育文化会館
    総会に付議する議案について
    役員改選(案)について
     いずれも、役員会の後は一句会を開催して結社を超えた活発な議論を展開している。
    3回の役員会の高点句は次の通り
     8月 ストリートダンスの佳境広島忌  森野 稔
     12月 雪原は太陽ひとつだけで足る  森野 稔
     2月 寒満月裏を返せば鋼色  森川敬三
◇三役会(年2回)
  • 1月19日 北日本新聞社2階
    収支決算など役員会提出議案の確認 新役員名簿の確認
  • 9月3日 たてもん伝承館
    ジュニア俳句大会の入賞者の決定について
◇秋季吟行俳句大会
  • 9月3日、魚津市のたてもん伝承館
    目の前の魚津港、漁村集落の佇まい、米騒動発祥の地、埋没林館などを散策。43名参加。全員で互選した後、合評はパネルディスカッション形式でできるだけたくさんの発言がでるよう配慮した。
    成績は、次の通り。
    天位  蛸樽に秋茄子育て浜通り     立山町 細川正雄
    地位  一湾は海のポケット釣りの秋   魚津市 漁 俊久
    人位  秋風の路地魚住家漁(すなどり)家   朝日町 森野 稔
    四位  海は綺羅二百十日のうおづかな  立山町 白井重之
    五位  冷やかな太古の鼓動埋没林    氷見市 林 紀男
        秋思ふと米騒動の漁師妻     黒部市 八尾とおる
        漁網てふ黒き固体に秋の風    魚津市 久崎富美子(崎は山偏に立に可)
    六位  赤とんぼ路地ごと風の向き変はり 魚津市 青木恭子
    七位  たてもんの三角が好き秋が好き  黒部市 八尾とおる
        みのり田や小津の女房の米一揆  黒部市 掘智恵子
        秋の海彼方ゆっくり観覧車    氷見市 坂田紀枝
        太古の夢語るは木の根秋日和   氷見市 櫻打伸子
        たてもんの余韻のやうな秋の潮  魚津市 久崎富美子(崎は山偏に立に可)
        涼新た埋没林の泡ひとつ     富山市 森川敬三
    八位  魚市に屋号涼しく呼び合へり   魚津市 川上弥生
        騒動のありし米蔵昼の月     滑川市 早川範子
        新松子漁師のおかかの一揆跡   富山市 日合英子
        天井に芯棒吊らされ祭り小屋   高岡市 栃原百合子
        防波堤子等の絵明るし秋の風   魚津市 梅原恵美子
        路地裏に抜け道いくつ秋の水   魚津市 高木昭夫
        秋の雲のんで納得てんこ水    射水市 田村京子
        水の秋ゆっくり動きだす潮目   富山市 跡治順子
        鰯雲映し真昼の集魚灯      射水市 幹 自聲
        蜃気楼見えぬもの観に人集まる  射水市 中山蒼楓
◇第12回富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会
  • 11月18日、富山県教育文化会館
    県内の小中学校45校から一人一句3038句の応募があった。その中から45句の入賞作品を表彰した。会場には入賞者、保護者、俳句関係・学校関係者など約150名が参集。上位入賞者は次の通り。

五百円使う勇気の夏祭り      小四年 坂本虎太郎
背番号をもらう雪どけのグラウンド 小六年 中山蓮太
三つ目のてるてるぼうずつゆつづく 小三年 橋本祐太
サクソホン重く響いて梅雨近し   中一年 西川 光
どくだみの花は魔よけのにおいする 小六年 齊藤虎太郎
つばめ飛ぶぼくは自転車はしらせる 小四年 石崎格杜
ぶらんこの揺れて記憶の蓋が開く  中二年 長田恭一
百メートルは十六びょうゼロ風光る 小三年 杉江明日佳

◇第1回富山県現代俳句賞

今年度新設の新事業で33編の応募作品の中から宮坂静生現俳協会長の選により次の作品と決まり、3月25日の総会に先立ち表彰した。
 協会賞 かのんの波 玄葉志穂(砺波市)
 準賞 秋意 小池弘子(立山町)
 準賞 バッハの響き 山本正子(黒部市)

◇定期総会・俳句大会

3月25日、富山県教育文化会館。総会出席者57名 俳句大会参加者90名。 新年度事業計画・予算や30年度から3年間の新役員を決めた。そのあと全員の互選によって、俳句入賞作品を決めた。

  • 新役員
    会長 森野 稔
    顧問 坂田直彦、白井重之
    副会長 森川敬三、坂田紀枝
    事務局長 高木昭夫
  • 俳句大会入賞作品
    天位  梅咲いて兜太の庭の鮫が消ゆ    朝日町 平野もとみ
    地位  大氷柱ぽきりと折りて兜太逝く   高岡市 今村暢子
    人位  耕しの目安は亡夫の農日記     黒部市 丸田美恵子
    四位  天に向け冬芽突きあぐ兜太の死   入善町 四十物敦子
    五位  新聞紙に足し算婆の干鰈      入善町 田中憲子
    六位  消ゴムで消えぬ筆圧春愁      朝日町 後藤みち子
    七位  戦争を知らぬ木もあり春の山    立山町 小池弘子
        吾が足で歩く幸せ山笑う      射水市 田村京子
        ほがらかに堰越えてゆく春の水   魚津市 久崎富美子(崎は山偏に立に可)
        蹴り上げた砂の一閃卒業期     氷見市 西田道代
    八位  雛飾言の葉まろくなりにけり    滑川市 早川範子
        はよ帰れと言ふ父残し寒昴     魚津市 高木昭夫
    九位  一番は小学校の桜かな       魚津市 鈴木幸雄
        寝釈迦まで嘆き届かず象の鼻    黒部市 八尾とおる
        AIの詠みし一句や万愚節     魚津市 布本美知子
    十位  観音の千手春陽を摑まんと     氷見市 櫻打伸子
        白鳥帰る鋼の如き首伸ばし     砺波市 久保美智子
        交番に一人頬杖春の雲       高岡市 松谷眞佐子
        ゐざらいや気兼のいらぬ煙草かな  立山町 戸田幸夫
        みごもりの平たき靴や草萌える   高岡市 川辺智恵子
        浅き春平和を願う兜太逝く     黒部市 堀智恵子
        白梅の咲いて無垢てふ風を知る   魚津市 河岸佳子
        うたた寝はひと足先に春である   魚津市 漁 俊久
        春の雪石の鳥居は石のまま     富山市 森川敬三
        春待つや両手で包む嬰の靴     黒部市 中 静子
        まっ直ぐな朝のひかりやヒヤシンス 立山町 金山美恵子
        春ですよ縄目解いてと木々の声   黒部市 沖村幸子
        風花に身を入れ渡る赤き橋     氷見市 垣内和代
        保育園の泣き虫鬼や豆を撒く    黒部市 福島やす子
◇会報(年2回)

  7月1日・12月1日

◇第28回北陸現代俳句大会

5月13日(土) 富山県民会館 (富山県協会が主管) 北陸三県が二年に一度持ち回りで開催している今回の北陸現代俳句大会は北陸三県から1320句の応募があった。この作品を池田澄子現俳協理事の選考と三県の役員による午前二よって入賞作品を表彰した。講演は池田理事の「俳句の可能性。当時の百名を超える参加者に感銘を与える内容だった。
入賞作品
一位 朴咲くやたましひに色あれば白   富山 久保美智子
二位 白山の隠れるほどに大根干す    石川 松本詩葉子
三位 時速百キロ逃水に追ひつけず    富山 幹 自聲
四位 打水のまんなか通らせて貰ふ    富山 森野 稔
五位 力より声の出てゐる大根引き    石川 松本詩葉子
   ありがとうの他は忘れて母の春   富山 酒井きよみ
   寂しくて顔を失くした寒海鼠    石川 舘百合子
   桜餅やさしいことばだけつかう   石川 松井麻容子
六位 蜃気楼立つ故里は通過駅      富山 石田英子
   好きなだけ木の葉降らせて一茶堂  富山 高木昭夫
   はからずも人間になり目刺し焼く  福井 高石まゆみ(高ははしごだか)
七位 通るたびほめるたび柿赤くなる   富山 中島黎子
    鶏をつぶして昏き雪の村      富山 小池弘子
   冬柏渤海からの風に鳴る      石川 亀田蒼石
   水打って女だてらに三鬼好き    福井 村田淑子
   句読点なき路地ぐらし日脚伸ぶ   富山 漁 俊久
   立山の雪噛み付くような白さかな  富山 早川範子
八位 俺達は卓袱台世代冷奴       富山 細川正雄
   ばんざいをして逃げてゆくいぼむしり 富山 漁 俊久
   あの星が母の返信春浅き      福井 横川一子
   初氷やっぱり割ってみたくなる   富山 坂田直彦
   息継ぎも句読点も無し囀れり    富山 久崎富美子(崎は山偏に立に可)
   添い遂げてからの一人や草紅葉   富山 栗山美知子
池田澄子理事選
特選 クリスマス前夜新幹線の中     富山 森川敬三
入選 山車語る鮨職人の手が止まる    富山 加藤英一
   定位置に猫と妻居る良夜かな    富山 細川正雄
   花筏平和の裏にある戦争      富山 八尾とおる
   冬休み父母まつ家へあと十分    石川 田中一良
   職退いてよりの人相初鏡      富山 森川敬三
   素手を持て仕分けきびきびどんど守 富山 松野千代子
   ギャラリーはこの二階らし秋灯   富山 高木昭夫
   うぐひすや当麻の道のポンプ井戸  石川 亀田蒼石
   つぶやきが白息となり人に逢ふ   石川 笹次和子
   水甕に星が突き刺って来る夜明け  石川 村田 巴
   飛びたがる風船を二色貰う     石川 梅木俊平
   乗り継ぎホームで膝の屈伸夏燕   富山 辻久仁子
   ティータイム頬にマスクの跡残し  富山 飛世静子
   虎の斑のしなう歩みや春の風    石川 梅木俊平
   新しいスリッパ元旦の廊下行く   富山 栃原百合子
   誰彼に守りたき人敗戦忌      富山 得地みさを
   敏雄の忌わが海原の海王丸     富山 玄葉志穂
   廃屋のパラボラアンテナ春立てり  富山 松谷眞佐子
   芽起しの雨や走り根太々と     富山 久保美智子

(森野 稔)