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コールサック社『語りたい兜太 伝えたい兜太  ― 13人の証言』

我々の俳句は、これからも、なんどでもこの人から出発するだろう。
「十三人の詩客」がそれぞれに見た永遠の、可能性としての、兜太――。
李杜の国からやってきた朋が、これらの胸騒がせる言葉をひきだした。
(帯文:高山れおな)

聞き手・編者:董振華
証言者:井口時男/いとうせいこう/関悦史/橋本榮治/宇多喜代子/宮坂静生/横澤放川/筑紫磐井/中村和弘/高野ムツオ/神野紗希/酒井弘司/安西篤
アドバイザー監修者:黒田杏子


小田島渚『羽化の街』 
電子書籍版の販売がはじまりました。

第39回兜太現代俳句新人賞受賞!
小田島渚は、誰も知らない、もうひとつ別の世界を隠し持っていて、その世界といつも一人行き来しているのではないかと勘繰ってしまうことが折々あった―― 高野ムツオ

清新な抒情と表現に対する冒険心が、良いあんばいで併存しており、いまだ荒削りな部分はあるにせよ、大器の片鱗を感じさせる―― 小林恭二

表現の対象となったであろう事象が重い場合も、その残酷さの凝視とともに詩の歓びが失われていない―― 穂村 弘
 
みなかみに逝きし獣の骨芽吹く
子猫から子猫分裂したやうな
足生えて歩き出す岩はたた神
背中にも眼のある巨人青嵐

川名つぎお『焉』

東京の蟬の爆死と歩むなり
陽炎に知る祖先の不安ユングの忌
ポケットを街のどこかに落しけり
雲雀野や予科練に学ぶ犠牲打
核実験ドストエフスキー流刑地

後藤章『俳句空間の言語』
第38回現代俳句評論賞 受賞作品収載!

俳論で論じられているのは言語だが、それら言語の点を後藤は自身の言語によって輝かせているのだ。一人でも多くの読者に、その輝きを目のあたりにしていただきたい、切にそう願う。──堀田季何(後藤空間の言語より)
電子書籍オンラインストア「Reader Store」でもご購入いただけるようになりました。
https://ebookstore.sony.jp/item/LT000173455001638744/?utm_source=haiku_assoc

 

林 桂『百花控帖』
第77回現代俳句協会賞受賞作品!
花薄(はなすすき)巨石(きよせき)は神(かみ)となりにけり 
ポインセチア紙金銀(かみきんぎん)に触(ふ)れ合(あ)ひて 
山法師(やまぼふし)山脈(やまなみ)の藍(あゐ)(さ)しにけり 
藪萱草(やぶかんざう)山河(さんが)神代(かみよ)のままになく 

花という装置の不思議を改めて思う。地球は水の星と言われるが、また花の星であろう。喪失を癒やす花がなかったら、地球はどんなに淋しい星になっていただろう。──林 桂(あとがきより)

 

橋本直『符籙』

知的でワイルドでスマートだけれど、どこかに下世話な優しさの漂う「中年」句にしばし耽溺してもらいたい――阪西敦子

『符籙』の一句一句には、思わぬ枠取りの魅力があり、それらは、根底にあるクールなまなざしによって、そのつど切り取られている――鴇田智哉

貂の眼を得て雪野より起き上がる
生牡蠣をまの口で待つ人妻よ
コーヒーが冷めてワインが来て朧
幾らでもバナナの積めるオートバイ

 

浜脇不如帰 第二句集ぷらずま・はいきっくplasma haiku-ick
気楽にあかるい千句(弱!!)少しでも楽しんで戴ければさいわいです。定価七〇〇円
+送料。
重力もブランコの為仲直り
衛星にさても肖(あやか)る潮干狩
整然とぎくしゃくしてる梅が枝
陽炎を冷まして居たる洗濯機
「はまわきさんの句、だいっ好きや」。和田悟朗

 

堀田季何『星貌』 堀田季何第三詩歌集
楽園帰還雪に言語を置き捨てて
「ラリる?」「ろれるりら、ラリる!」
《第二詩歌集『亞剌比亞』日本語原句全九九句 附録掲載》
やはらかくまるく妊る砂漠かな

堀田季何『人類の午後』 堀田季何第四詩歌集〔正字・正仮名遣ひ使用〕
令和3年度芸術選奨新人賞受賞作品!(令和4年3月9日文化庁発表)
日経新聞/神野紗希氏の選ぶ2021年の句集三冊
〈息白く唄ふガス室までの距離〉〈法案可決蝿追つてゐるあひだ〉〈月にあり吾にもあるや蒼き翳〉〈エレベーター昇る眞中に蝶浮ける〉〈人閒を乗り繼いでゆく神の旅〉〈一頭の象一頭の蝶を突く〉

 

第67回角川賞受賞作家 岡田由季 第一句集『犬の眉』 
好評につき、再入荷しました。
(2022/10/19)
そら豆や楽しく終はるずる休み

間取図のコピーのコピー小鳥来る
犬の眉生まれてきたるクリスマス
どちらかと言えば「残す」ということに淡泊な性質ですので、自分の句集を残すということを、最近まで真剣には考えていませんでした。‥‥(あとがき)

 

『俳句の底力』秋尾 敏 下総俳壇に見る俳句の実相

俳句は、人の生涯を作る。中央の俳壇を見ていただけでは、俳句のもつほんとうの存在価値はわからない。
地方で「文学する」人々が、どのように俳句と関わってきたのかをテーマにした、エッセイ風評論。

 

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