会長/福本弘明
事務局長/森さかえ
事務局所在地/〒839-0223みやま市高田町岩津299 TEL0944-22-5332

福岡県現代俳句協会の紹介[2021年11月26日更新]

毎年3月第2日曜日、会場を北九州市と福岡市を交互にして総会と俳句大会を開催、秋口には吟行句会を行っている。

また、福岡市では毎月第一日曜日に「福岡現代俳句の集い」句会がある。会員の親睦をはかるとともに研鑽を積む。北九州市では毎月第三土曜に「福岡現代俳句419の会」がある。遠慮のない批評をぶつけあう密度の濃い句会を開いている。ぜひご参加下さい。

福岡県現代俳句協会会報」は、毎年5月と11月に発行。内容は、総会・俳句大会や吟行句会の結果の報告、新入会員や会員の動静の紹介、会員三句競作、私の気になる一句、会員特別作品、句集紹介など8頁を原則としている。
福岡県現代俳句協会会報 第59号 令和3年5月 第29回福岡県現代俳句大会入賞作品、大会報告ほか
福岡県現代俳句協会会報 第60号 令和3年11月 福岡県現代俳句秋の吟行大会報告ほか

NEWS 2022年度(2022年4月1日更新)

第30回福岡県現代俳句協会総会および第30回大会大会開催報告PDF

福岡県現代俳句協会総会および第三十回俳句大会が、北九州市小倉リーセントホテルで開催されました。
まず、十三時より総会。令和三年度の事業報告から会計報告、会計監査報告、そして、令和四年度の事業計画と予算案と承認されました。
総会の後、休憩をはさんで十四時より第三十回福岡県現代俳句大会。
片山亀夫副会長の開会の言葉で始まりました。
福本弘明会長の挨拶では、今年の十一月十二日(土)に北九州市小倉ステーションホテルにおいて現代俳句全国大会を開催することをお知らせし、会員の協力を呼びかけました。
その後、毎日新聞社事業部長の百留康隆様と文學の森代表取締役社長の寺田敬子様より来賓祝辞を頂きました。
そして、「私の俳句論」というテーマで、俳誌「形象」主幹の高岡修氏による講演です。
高岡修氏は、詩人でもあり、多くの詩集や句集を出すだけでなく、現代俳句評論賞などを受賞された論客でもあります。
吉岡禅寺洞の「俳句は強靱なる詩である」という言葉を「形象」の理念としていることから、詩としての俳句にどう向き合っていくかと言うことをテーマに、熱く語られました。
特に言葉とイメージの重なりの中で「何を」より「どう表現するか」の方が大事なのだということを強調されていたのが印象的でした。そして、俳句を作る上での自分のこだわりや、方法論など例句を交えながら縦横無尽の講演でした。われわれ俳句に携わるものにとって意味ある講演となりました。
講演の後、休憩をはさんで俳句大会の入賞作品の披講と選者講評がありました。そして、表彰。大会賞の夢野はる香さんは、入賞句のそのままに夫の看護があるということで残念ながら欠席でした。

大会賞
親を看て夫看てやがてヒヤシンス   北九州市 夢野はる香

毎日新聞社賞
竜の玉よきことのみを母に告ぐ    福岡市  土田 利子


  毎日新聞社賞の土田利子さん

◆月刊「俳句界」賞
鮟鱇の心底までも捌かれる      北九州市 中川屺城子

〈秀逸賞〉
義士の日や食卓塩の固まりて     宗像市  吉田  玉

リモコンを押し間違えて雪になる   北九州市 太田 一明

しずり雪すこしずつ日常がずれ    福岡市  大瀬益太郎

羽子板やあさき夢のみかかへゐて   福岡市  秦  夕美

辛抱の棒立て直す春隣        北九州市 安部 泰子

幼子の凧は地球を引き摺れり     北九州市 中島直四郎

 〈佳作賞〉
十二月八日の胎児宙を蹴る      福岡市  小出 達夫

散りもみじ自由の身にはなれたけど  宗像市  三舩 煕子

霜柱見えない水の力こぶ       北九州市 鍋屋 立子

化野の空を離さぬ木守柿       下関市  墨 海 游

除夜の鐘行ったり来たりしてをりぬ  飯塚市  矢野二十四

二人から一人になる日の朧月     北九州市 木村 直子

五分だけ泣いて水仙生け直す     直方市  福原 弘子

春の闇ぬっと不穏できっと甘い    福岡市  神﨑 香澄

〈奨励賞〉

夏至の日はちょっと優雅にすごします 北九州市 池田 七見

コロナコロナひとりぼっちで学校へ  直方市  池田 元飛 

2021年度行事

◇福岡県現代俳句協会・秋の吟行大会 2021年10月3日
 新型コロナウィルスの対策のため、福岡県でも緊急事態措置が9月30日まで行われました。福岡県現代俳句吟行大会を10月3日(日)に予定していましたので、この緊急事態措置が解除されるかどうか、気を揉む事になりましたが、なんとか解除され、予定通りに実施する事が出来ました。
 当日は、緊急事態措置解除後の初めての日曜日という事で、吟行大会会場の「到津の森公園」は親子連れで大賑わいでした。
 駐車場に車を止め北ゲートから入場。ロバや山羊のふれ合い広場からレッサーパンダやワオキツネザルなどを見ながら下っていくと池があり、その横にバードケージがあってピンクのフラミンゴが優雅に歩いています。大会会場は、南ゲートの管理センターの会議室です。机や椅子を並べ、準備が整ったところで受付開始です。

 投句は当日席題の「青」一句を含む属目三句。
 コロナの緊急事態措置は解除されたものの、果たして参加者はあるのかと心配しましたが、19名の参加者があり、なんとか大会の格好が付きました。
 11時から受付開始、12時30分に受け付け終了。投句作品の清記を終えて13時から開会です。
 会場の外からは親子連れの賑わいに負けじと会場近くのフクロテナガザルの吠える声が響いてきます。
 そんな中、福本弘明会長の挨拶の後、五句選の互選をし、披講。

【天賞】
  秋天へ獣の叫び子の叫び  中村 和男

【地賞】
  秋風を誘っておりぬ象の耳  山本 悦子

【人賞】
  サルなんかになるんじゃなかった木の実降る  黒川 智子

【秀逸】
  草の実の弾け新たな変異株  中村 重幸

  水鳥はムー大陸の夢をみる  森 さかえ

  縞馬の尻ふくぶくし新松子  田中 葉月

  少子高齢忘れし秋の動物園  福本 弘明

  象の目に映る人間秋日濃し  堀川かず子

【佳作】
  秋風にまだなじまない象の鼻  三舩 煕子

  知らぬ子の笑顔を貰う小春かな  佐藤 英基

  捨てられぬ間引菜ばかり一人膳  上野 行灯

  秋日なる木々の間に間に象の耳  夢野はる香

 高得点句を中心に、福本弘明会長の司会で合評会が行われました。和気藹々の中、けっこう辛辣な評もあり、楽しい時間を過ごしました。
 合評会の後は表彰式。会長から賞状と図書券の賞品授与。秋晴れの中、コロナに負けず有意義なひとときでした。

【報告・森 さかえ】

 

過去の記録

◇第27回福岡県現代俳句大会報告

 平成三十一年三月十七日(日)に、第二七回福岡県現代俳句大会が開催されました。会場は福岡市天神の都久志会館です。
 総会は午後一時に開会、議長は中島芳昭氏が推薦され議案審議が始まりました。平成三十年度の事業報告、会計報告、そして、会計監査報告と滞りなく進み、平成三十一年度事業計画、予算案、役員の交代が承認されました。副会長の広瀬邦弘さんが退任、後任には片山亀雄さんが副会長となりました。また理事の村田まさるさんが退任され、中村重幸さんと山本則男さんが理事に就かれました。
 その後、平成三十一年度の吟行大会が九月二十九日に福岡市動植物園で行われることが報告されました。新加入の十一名の会員の紹介があり無事総会が終了しました。
 休憩の後、俳句大会が午後二時から始まりました。総合司会は中川屺城子さんです。中村和男さんの開会の言葉で始まりました。福本会長の挨拶のあと、毎日新聞社の谷由美子様から来賓祝辞をいただきました。
 福本会長から講師の梅光学院大学特任教授中野新治先生の紹介があり、中野先生の講演が始まりました。演題は「漱石の俳句」です。終了後(株)文学の森の鹿田美佐子さんの挨拶がありました。
 講演の後、大会作品の選評を広瀬邦弘氏、中島芳昭氏、片山亀夫氏、黒川智子氏、福本弘明氏、松岡耕作氏、寺井谷子氏が行いました。その後、川﨑美知子さんによる入賞者の披講が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後に表彰式です。大会賞は吉田玉氏、毎日新聞社賞は大池青湖氏、月刊「俳句界」賞は近藤野火男氏でした。さらに秀逸賞が五名、佳作賞が六名、ジュニアの奨励賞が三名表彰されました。田中葉月さんの閉会の言葉で滞りなく全ての行事が終わり、盛会の内に第二七回福岡県現代俳句大会を終了しました。

大会賞
 去年今年普通に生きて水を飲む  吉田 玉

毎日新聞社賞
 ニッポンよ拳の中が火事ですよ  大池 青湖

月刊「俳句界」賞
 水は水の色を忘れる薄氷     近藤野火男

秀逸賞
 月光や柩に水の匂ひして     田中 葉月

 八月の底に昭和の堆積す     金子美智恵

 春愁をまるごと着替へ旅かばん  土田 利子

 菜の花やぼくのは甘い玉子焼   古賀ふうこ

 考へて考へぬいて海鼠なり    山本 則男

佳作賞
 活断層の上に棲み馴れ大根抜く  佐藤 瑞穂

 流し雛きれいな風の寄りそひて  安徳由美子

 斥候の蟻がみている再稼働    中村 和男

 茶の花やときに重たき母なりし  田中二史子

 水仙のように生きてはゆけないわ 大下真理子

 見えていて出てこぬ言葉風花す  松岡 耕作

奨励賞
 鰯雲吸い込むやうに美術館  福岡女学院高校二年 宮川 セレ

 ソーダ水はじけるような青いウソ  福岡女学院中学三年 大宅 碧紗

 七之助躍る姿は秋の蝶  福岡女学院高校二年 内山 真央

◇「福岡現代俳句の集い」句会へのお誘い

昭和55年10月、現代俳句協会員の親睦と研鑽を目的として、故大山安太郎現代俳句協会名誉会員を代表として発足しました。
現在、松岡耕作福岡県現代俳句協会顧問を代表として、20数名の会員で次の通り句会を行っています。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
◎句会日時:毎月第1日曜日、13〜16時
◎会場:福岡市中央区赤坂2丁目 中央市民センター2階
◎内容:3句持ち寄り、互選、合評
◎参加資格:会員の内外を問いません
◎問合せ先:中島芳昭(電話番号は事務局までお問合せ下さい)

◇「福岡現代俳句419の会」句会の案内

平成27年、現代俳句協会を中心に発足した句会です。419は、4月19日が第1回の句会だったことに「よい句」をかけてみました。現在10名のこぢんまりした句会ですが、互いに遠慮の無い批評をぶつけあう密度の濃い句会です。
多くの皆様の参加をお願い致します。
◎句会日時:毎月第3土曜日(変更もあり)13時半〜15時半
◎会場:北九州市戸畑区中本町7-20 戸畑生涯学習センター(変更もあり)
◎内容:3句持ち寄り、互選、合評
◎参加資格:現代俳句に興味ある人
◎問合せ先:黒川智子(電話番号は事務局までお問合せ下さい)