会長 春日 石疼
事務局長 宇川 啓子
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【 会長挨拶 】

「相互に学びあい、新世代にアピールしよう」 福島県現代俳句協会会長 春日石疼

 先の総会で新会長に選任されました春日石疼です。14年にわたり福島県の現代俳句を守ってこられた鈴木正治前会長の後任として、経験も少なく不安も大きいですが、皆さんのご協力の元、さらに飛躍する福島県現代俳句協会としていきたいと思つています。
 その手始めとして、滞っていた「県協会会報」を復活させました。年に二回程度の発行を目指しています。
会報は原稿や配布など、会員の皆さんのご協力なしには続けられません。皆さんで育てていただきますよう宣しくお願い致します。
 会長相互の研鑽と共に、若い世代に俳句を普及させることが私の大きな任務と考えています。福島は東日本大震災と東京電力福島第一原発の爆発・被曝の影響を今なお抱え、これからもその影響を受け続けると思います。愛する風土とそこに住む人間の思いを、私たちは福島発俳句としてもっと発信してよいのではないでしょうか。福島県現代俳句協会員の誇りをもって、皆で力を合わせて楽しく学びましょう。

福島県現代俳句協会会報 復刊第1号PDF 2019年11月発行

【 行事 】

◇令和元年度福島県現代俳句協会総会開催

5月26日福島市民会館にて令和元年度総会が開催されました。昨年2月の大会以来1年ぶりの総会開催で、前事務局長の健康上の理由による辞任とその後の協会本部との相談の経過が報告されました。平成二十年度会議決算と令租元年度会計予算、令和元年度事業計画が提案され、事業計画については新体制での執行となるため「参考案」
とし、全ての案件が承認されました。
顧間に鈴木正治前会長が就任し、新役員体制が以下のように承認されました。
会長   春日 石疼(新)
副会長  江井 芳朗(新) 池田 義弘(新)
事務局長 宇川 啓子(新)
同 次長 佐藤 弘子(新)
会計   大河原政夫(新)
監事   鈴木満喜子(再) 木幡 テイ(新)

◇秋田市で現代俳句東北大会開催
 〜いわきの長岡由さんが最高賞〜
 第二十二国現代俳句東北大会が9月28日、秋田市で行われました。福島県からは春日石疼会長、宇川啓子事務局長が参加しました。
 講演は現代俳句協会副会長の高野ムツオ氏。『兜太―晩年の俳句』と題して、金子兜太の遺句集『百年』中の句を挙げながら、兜太の世界観を語りました。兜太を支えるものは戦争体験であり、風土への思いであり、戦争体験は過去の事ではなく、現在の生き方とリンクしていること、さらに未来への視点を持っていると話されました。また狼・鮫・柿など意外に兜太の題材は限られているが、あるがままの姿で存在しているように詠まれていると話され、聴衆は大きな感銘を受けました。
 いわきの長岡由さんが「骨といふあたたかき父拾ひけり」が最高賞の現代俳句協会賞を受賞しました。長岡さんは「骨になりても母は怪しぞ雪降らす」で、講師の高野ムツオ氏の特選にも選ばれ、ダブル受賞でした。県内作家の作品では唯本イツ子さんの「水鏡にうつっているのは春愁」が講師入選句、当日吟で春日石疼さんの「秋田まで電波届かず紅葉渓」が講師並選句に選ばれました。
 次回開催は令和二年九月に青森を会場に行われます。次年度開催の抱負を「オリンピツクに負けない大会にしよう」と語られた青森県協会長の泉風信子さんが秋田大会翌日に急逝されました。ご冥福をお祈りいたします。

◇祝!現代俳句協会賞 永瀬十悟さん
 「『三日月湖』を読んで  植本国夫」
 第一句集『橋朧』から五年半、『三日月湖』は、子供たちの生きる未来へ俳句を通して伝えたいとの作者の熱い思いで編まれている。
 氏は、東日本大震災から僅か二か月余で作った「ふくしま」五十句でみごと角川俳句賞を受賞。
「どういう力の持ち主か見てみたい」(長谷川櫂)、「この作品を皆さんに見せたい」(正木ゆう子)とその選者に言わせたほどだ。
  逢ひに行く全村避難の地の桜
  廃屋となりたる牛舎燕来る
  桜満開どこかでだれか泣いてゐる
  村ひとつひもろぎとなり黙の春
  目かくしのままの雛よ標葉郷
  除染袋すみれまでもうニメートル
  塞がれしポストの目や去年今年
  コスモスや片付けられし墓百基