
伊藤政美会長
会長 | 伊藤 政美 |
事務局長 | 平賀 節代 |
事務局 | |
郵便番号 | 516-0035 |
所在地 | 伊勢市勢田町851-6 |
TEL | 0596-25-6849 |
【 地区の紹介 】
東海地区は愛知、岐阜、三重の会員を擁し、会員数は321名(平成30年1月30日現在)。
【 行事 】
(2020年2月25日追加更新)
◇令和二年東海地区現代俳句協会・総会・新年俳句大会報告
令和二年二月十六日 名古屋駅前ウインクあいち
総会を前に愛知でコロナウイルス感染者が出たとの報道。欠席の申し出が多く気を揉みましたが、五十五名の参加者を得て議事承認。新年俳句大会も終始和やかに、時間を短縮し終了した。
新年俳句大会入賞作品
会長賞
どの椅子も人待つ形日向ぼこ 中村洋子
秀逸
蓬摘むきれいな骨になりたくて 中根唯生
木枯らしや折り鶴の首かたく折る 朴美代子
着脹れて人をいよいよ忘れたり 近藤好子
受け取りし柚子湯の嬰のやはらかし 村山恭子
◇第16回東海俳句大会
日時 令和元年十月二十七日
会場 名古屋市ウインクあいち
参加者九十二名。投句数八百二十二句。講演に神野紗希青年部長をお招きすることから、初めて、高校生に投句と参加の呼びかけをする。
三校から五十句の投句、十六名が大会に参加。爽やかで活気ある会になる。大会終了後懇親会、来年の全国大会にむけて弾みのつく会となった。
大会賞
教室のはちきれさうな九月かな 山上享子(あつこ)
秀逸賞
黙祷に固く握りし夏帽子 小南千賀子
八月の棘が刺さったまま眠る 谷口智子
手のひらにみづの溢るるやうに秋 網谷菜桜(高田高校)
七五〇CCが斬り込んでゆく熱帯夜 岩田典子
初盆を呑気な貌の遺影かな 前田典子
台風に小さな釘を打っている 岩田典子
◇東海地区現代俳句協会吟行会
2019年5月19日
三重が担当。日本一狭いナローゲージ、四日市市のあすなろう鉄道に乗って旧東海道の面影を辿る。
参加者82名を得て盛会だった。
当日高点句
大会賞
つばなすかんぽどこからも乗れる駅 伊藤政美
高点句
日永追分伊勢を目指すとかたつむり 橋本輝久
「あすなろう」良き名の電車若葉風 北岡千恵子
フリーきっぷ夏のひと日を使い切る 野崎妙子
藍染の日永団扇はよくしなり 村山恭子
竹の秋ひと日伊勢路の地図の中 渡邊淳子
電車ごっこのような乗り降り夏帽子 前田典子
みづからの余白を探す木下闇 福林弘子
「万古不易」ちょつとアートな蚊やり豚 大西健司
◇東海地区総会・新年句会
日時 平成31年2月17日
会場 ウインクあいち
高齢化と、インフルエンザの大流行で45人と少しさみしい出席者。議案はいずれも承認。紹介された9人の新会員に大きな拍手。第20回東海俳句賞は村田佐和子氏の「ちから」に決定、顕彰が行なわれ、その後新年俳句大会が和やかに開かれた。
新年俳句大会賞
開戦日駅をはみだす黒い貨車 平賀節代
新年俳句大会秀逸賞
ていねいに冬日の通る雑木山 横地かをる
置炬燵どこに座しても遺影の目 犬飼孝昌
冬耕の人に踏切鳴つてゐる 中村洋子
採血のあいだ秋桜見ていたり 近藤好子
掴みたる塩の硬さや十二月 上村えつみ
寒菊のやうに昭和を生きし母 村山恭子
(平賀 節代)