会長/大類つとむ
事務局長/佐竹伸一
事務局所在地/〒990-1552 山形県西村山郡朝日町常盤に52-1 TEL0237-67-2513

山形県現代俳句協会は、山形県に在往する会員で構成されています。 
会の動向は「山形県現代俳句協会会報」で会員に周知しています。

【 山形県現代俳句協会会報 】特集記事、現代俳句の秀句を読む、俳句とエッセー、句集紹介など。(2021年11月15日更新)

山形県現代俳句協会会報第29号 A4・4ページ 令和5年12月発行 県現代俳句協会吟行会、
山形県現代俳句協会会報第28号 A4・4ページ 令和5年7月発行 県現代俳句協会総会俳句会、令和五年度山形県現代俳句協会総会
山形県現代俳句協会会報第27号 A4・4ページ 令和4年12月発行 県現代俳句協会吟行会
山形県現代俳句協会会報第26号 A4・4ページ 令和4年7月発行 県現代俳句協会総会俳句会
山形県現代俳句協会会報第25号 A4・4ページ 令和3年10月発行 県現代俳句協会紙上句会(選者 中村和弘現代俳句協会会長)
山形県現代俳句協会会報第24号 A4・4ページ 令和2年12月発行 県現代俳句協会総会俳句会
山形県現代俳句協会会報第23号 A4・4ページ 令和2年2月発行 現代俳句協会主催全句講評講座(講師 宇多喜代子特別顧問)

【 過去の行事 】2021年11月15日追加更新

県現代俳句協会紙上句会
中村和弘現代俳句協会会長・特選句
方丈の気迫伝わる夏衣     松浦廣江
蛍火や我は眩暈として存す   大志田勇志
青ぶだう武士が開墾したる丘  井上康子
熱癒えぬ山河に炎ゆる日が昇る 佐竹伸一
句会の詳細は山形県現代俳句協会会報第25号をご参照ください。

県現代俳句協会総会俳句会
高得点句から
吾亦紅錆びゆくものに鉄と我  木嶋玲子
横笛の端に父の名祭り来る   阿部貴美
九十路まだ煩悩は無限なり   小林美代子
水澄むや水の地球は毀れがち  渡辺竹女
竜の玉飛ぶや賢治の星めぐり  畠山カツ子
句会の詳細は山形県現代俳句協会会報第24号をご参照ください。

現代俳句協会主催全句講評講座
講師・宇多喜代子特別顧問
○俳句は一人で作っていても上達しない。皆で句を客観的にみる機会を。
○形式が不自由だからある楽しさが、俳句にはある。
○季語の選び方‥歳時記を読むこと。平凡な季語で作ればよい。フィクションや、何かに誘発されて作ることもある。
句の詳細は山形県現代俳句協会会報第23号 をご参照ください。

 

山形県現代俳句協会総会

日時 令和二年十月十日(土)午後一時~
会場 山形市 山形市民会館 大会議室
出席者九名。コロナ禍のため長らく延期になっていた総会が感染防止対策を十分に施して行われた。会長挨拶の後、議事では、コロナ禍のため事業計画に一部変更があった。今年度は役員改選の年に当たり、幹事一名、監事一名が改選された。会員は二名増となった。制約の多い中でも、会員の親睦を図り学びの機会を失わないように努力することを確認した。総会後に俳句会を行った。

総会出席者。前列中央、大類つとむ会長。

句会上位作品
吾亦紅錆びゆくものに鉄と我     木嶋 玲子
横笛の端に父の名祭り来る      阿部 貴美
水澄むや水の地球は毀れがち     渡辺 竹女
九十路まだ煩悩は無限なり      小林美代子
竜の玉飛ぶや賢治の星めぐり     畠山カツ子
信号を待つ秋の夜に赤い雨      大泉 秀明
隠れ沼をルーペでさがす呉夫の忌   新野 祐子
皿碧く秋刀魚一匹とり逃がす     東海林光代
秋の夜の採点ペンの丸の音      須藤 結

山形県現代俳句協会総会

日時 令和元年5月18日(土)午後1時~
会場 山形市 山形テルサ 三階会議室
出席者十名。会長挨拶の後すべての議案を可決。昨年度は第32回現代俳句東北大会の当番県として少人数ながら全力で取り組んできた。今年度は県現代俳句協会独自の事業の充実を目指すことにした。総会後、新関昭男氏の講演「地名伝説と最上川舟運」。その後句会。

新関昭男氏

句会上位作品
歩まねば進まぬ思考草萌ゆる     木嶋 玲子
生家在りしこの下萌えが津波跡    工藤 博司
桜散るころへ夜汽車を走らせる    大類つとむ
チューリップうなだれ乾燥注意報   井上 康子
鯉のぼり一列だれも逃げ出さず    堀 尚子
字余りも字足らずもよし日向ぼこ   小林美代子
秒針に強弱のある花の雨       畠山カツ子
装束の夏色軽く令和かな       松浦 廣江

 

<第32回現代俳句東北大会>

日時 平成30年9月22日
場所 山形市霞城セントラル
六県持ち回りで毎年開催。出席者五十名。
寺井谷子副会長を講師にお迎えして「あの時の今」と題する充実した講演をいただいた。
応募のあった七百十二句の各県会長の選評のあと席題「羽」について寺井講師より丁寧且つ含蓄のある講評を賜る。
図らずもご出席いただいた中村和弘新会長、高野ムツオ副会長を加え楽しい懇親会となった。

○応募句上位作品より
大夕焼届かぬ遺書が海にある   泉風信子
黙祷の影も黙祷蟬時雨      和田 仁
廃線のレール曲がったまま夏野  鎌倉道彦

○席題「羽」上位入賞句
小鳥来るああ人間に羽がない   堀 尚子
田の色の天晴れなるや羽前羽後  加藤昭子
長き夜の見てはいけない母の羽  小田桐妙女
秋風に羽を委ねているところ   佐竹伸一
赤い羽根まっ青な空広がりて   竪阿彌放心

東北地区現代俳句協会連合会 会長 大類つとむ

(堀 尚子)