会長/上窪青樹
事務局長/上窪則子
事務局所在地/〒771-1273徳島県板野郡藍住町勝瑞字正喜地93-10 TEL088-641-4191
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現代俳句徳島 2023年3月 第10号
現代俳句徳島 2022年3月 第9号
現代俳句徳島 2020年3月 第8号
【 行事 】
◇徳島県総会・吟行会
徳島県現代俳句協会 吟行・総会・句会・懇親会
日時 2024年3月31日(日)午前9時~15時
場所 鳴門市鳴門町土佐泊 鳴門海月
参加者 29名
鳴門公園での吟行句 3句
役員(改選) 顧問:船越淑子(再) 会長:上窪青樹(再)
副会長:今岡直孝(再)・本城佐和(新)
幹事:青木慧(再)・安曇統太(再)
監事:住友セツ子(再)
会計:山之口卜一 事務局:上窪則子・明日侖
句会 代表選者6名が5句選 参加者23名が3句選
●合計での高得点者
8点 今岡直孝
7点 西池冬扇・井形順子・梅岡美沙子・町田美香
6点 松原雅子
●選者の句
灯台へ春のいたちに誘わるる 上窪青樹
うづ潮の底に太古のげんげ原 今岡直孝
野遊びのちゃらんぽらんの句読点 二橋満璃
汽笛鳴り紅い椿がまた落ちた 西池冬扇
推敲を重ねて下手に弥生尽 青木 慧
北斎の筆のタッチに春の渦 安曇統太
●6点句
汽笛鳴り紅い椿がまた落ちた 西池冬扇
●5点句
航跡もすぐ渦となる観潮船 井形順子
春潮に置きざりといふ現かな 町田美香
渦潮は海の笑窪か春うらら 松原雅子
●4点
鳥雲に渦の音にも裏表 梅岡美沙子
さはさはと鎖骨づたひに花菜風 今岡直孝
徳島県現代俳句協会 忘年句会
日時 2022年11月27日 午後2時~午後6時
場所 徳島市 JRホテルクレメント徳島
参加者28名 当季雑詠3句
代表選者5名が特選句1句を含む10句、他の参加者が3句を選んだ集計結果に基づき
合計での高得点者に選者の揮毫した墨痕鮮やかな色紙を賞品として手交する。
今年最後の句座、コロナ禍に負けるなと罹患防止対策を遵守しながら閑かに熱く絆を深めました。
●合計での高得点者
9点 松家京子
8点 青木慧・髙木閑人・奈賀和子
7点 井形順子・上窪青樹
●選者の句
海の風畳むむらさき花辣韮 上窪 青樹
牡蠣を剥く夫婦そろひの野球帽 今岡 直孝
次頁に残る筆圧神の旅 二橋 満璃
旅人となる嬉しさよ冬帽子 青木 慧
ヒューヒューと北風新宿東口 安曇 統太
●5点句
冬銀河過去から来たというひかり 井形 順子
山装う口紅薄くつけてみる 湘南 紗季
旅人となる嬉しさよ冬帽子 青木 慧
●4点句
手套脱ぎ手話の二人は饒舌に 田村 素秀
義士の日や声には出さぬ吉良贔屓 山之口卜一
地獄絵図抜けて呆けし雪婆 上窪 青樹
古書店の奥にどっかり大火鉢 髙木 閑人
これはもう空爆としか枯蓮 奈賀 和子
埋火や腹筋という底力 松家 京子
令和4年 徳島県現代俳句協会 秋の鳴門吟行
日時 2022年10月30日 午前10時~午後3時
吟行・句会・懇親会
場所 鳴門市土佐泊浦 鳴門海月
参加者22名
現地での吟行句 3句
代表選者5名が10句選 参加者17名が3句選
●合計での高得点者
10点 原田厚子・向井みちこ
8点 青木慧・上窪青樹・仲空
7点 明日侖
●選者の句
青空を咀嚼しており秋の渦 上窪青樹
すすき野に斜辺50°飛行機雲 今岡直孝
金秋のホモサピエンス海を恋ふ 二橋満璃
海鳴りの一ト日を句座に秋惜しむ 青木 慧
爽籟や地球を回す大風車 安曇統太
●5点句
海鳴りの太古の調べ新松子 青木慧
水底にわかめの芽あり豊の秋 仲 空
岬道や海よりあをき海桐の実 原田厚子
●4点句
逢ひたさに大渦渡る秋の蝶 明日侖
光跡も航跡も秋綾なせり 上窪則子
流れ着く白き小瓶に秋の風 向井みちこ
2019年3月31日
鳴門市大麻町 大鳥居苑
総会の議案はすべて承認され、予算及び事業計画を決定。副会長、幹事が新しく選出された。ドイツ館、賀川豊彦館、霊山寺で吟行。ドイツ館の板東俘虜収容所関連資料はユネスコ「世界の記憶」登録申請中とのことである。
当日の高得点句
神は人に人は仏に桜かな 長町淳子
菜の花や黄泉の国から椰子次郎 安曇統太
よろこびの歌煮つめれば花桜 吉岡えい子
散るといふ美しきことへと桜満つ 山ノ口卜一
ベートーヴェンの右手が投げし桜かな 上窪青樹
花冷やじゃんけんの手は石となり 仲 空
指揮像の十指生き生き風光る 大島宏昭
俘虜書きし忍耐の二字冴返る 二橋満璃