会長/上地 安智
事務局長/親泊 仲眞
事務局所在地/〒902-0071那覇市繁多川2-6-7 TEL098-834-7430

第16回沖縄忌俳句大会

第16回沖縄忌俳句大会

沖縄県現代俳句協会の紹介

平成15年6月、鹿児島県現代俳句協会より独立し、沖縄県現代俳句協会が誕生した。
会の主な事業は、1月の定期総会及び新春俳句大会、6月の沖縄忌俳句大会、秋の吟行句会、年2回の会報発行である。
また、沖縄俳句歳時記の刊行に向けて編集委員会が準備を進めており、県内外から沖縄に関する季語の例句を募集している。お問い合わせは事務局まで。

沖縄県現代俳句協会会報第29号 2022年4月発行
沖縄県現代俳句協会会報第28号 2021年4月発行

NEWS 2022年4月4日更新

第20回沖縄忌俳句大会のご案内

この度、第20回沖縄忌俳句大会を下記の通り開催いたします。つきましては、大会の日程及び作品募集要項のご案内を申し上げます。多くのみな様のご投句とご出席を心からお待ち申し上げます。
沖縄県現代俳句協会会長 上地安智

■大会日時
2022年6月5日(日)午後0時半より受付 1時開始

■大会会場
泊ふ頭開発株式会社 駐車場ビル二階 会議室
那覇市前島3丁目25の1

■大会内容
沖縄忌俳句大会入賞作品互選(出席者による10句選)
沖縄忌俳句大会入賞作品表彰・作品鑑賞
※新型コロナ感染対策により記念講演はありません。

■投句締切
2022年5月16日(月)当日消印有効

作品募集要項
1,投句要領
二句一組千円(大会援助の意味で二組以上のご協力をお願いします)。前書き不可。未発表の作品に限ります。投句料は現金または小為替にて作品と同封のこと。
2,投句用紙
所定の投句用紙またはそのコピー、原稿用紙等を使用し、作品・姓号・住所・電話番号等を楷書で明記して下さい。また、大会への出欠をお知らせ下さい。
3,投句先
〒900-0013
那覇市牧志2丁目5-6-503 池宮照子 宛
FAX (〇九八)八六九-七五七八
事務局 親泊ちゅうしん(連絡先:〇九八-八三四-七四三〇)

■賞
沖縄忌俳句大会大賞/沖縄県現代俳句協会賞/佳作若干名

第19回沖縄忌俳句大会大賞
六月の風は未来へ惨禍越え   渡嘉敷敬子
たましいを掬いし両手夕焼ける  座安 栄

※新型コロナ感染対策により会場開催を中止する可能性もあります。

第一回通信俳句会(詳細は会報29号をご覧下さい)

高点句

新北風や夜光貝積むマーラン船  渡嘉敷皓駄

花野行くここにも遺骨埋もれしや  百名 温

飛ぶことに飽きた秋蝶風のまま  渡嘉敷敬子

2021年度行事

令和3年新春句会投句一覧
①去年今年泣くも笑ふも老夫婦    百名 温
②初茜夢なら覚めよ城燃ゆる
③年ごとに文字の乱るる賀状かな
④元日にマスクの人を見間違ひ
⑤七草や吹き飛ばされるほどの風   金城英子
⑥理不尽に海埋められる去年今年
⑦三が日WAのワールドに住まいけり
⑧初写真男ばかりに囲まれて
⑨目が笑いマスクの君に気付きけり
➉大根に味の染みてるイナムドゥチ
⑪さまざまに見つめ息つめ初明り   上地安智
⑫初鴉自粛の宙に挑む声
⑬愛しめば火炎蔓の深吐息
⑭反抗期の子の結び目も鬼(ムー)餅(チー)吊る
⑮病院の階に浴ぶ初日かな      上江洲萬三郎
⑯天女の雲ふんわりと初御空
⑰庭の梅遠忌の母のこゑしきり
⑱幸うすき母と久女梅ひらく
⑲喰積の満漢全席熊の手も      渡嘉敷皓駄
⑳野狐禅や座禅の後の桜鍋
㉑床の軸変え新玉の年迎ふ      桑江光子
㉒早々と皆集いけり初句会
㉓七草粥皆黙々と啜りおり
㉔好日や子より受け取るお年玉
㉕楽しまん俳句三昧老の春
㉖何時もより口紅濃くし初鏡
㉗年迎う黒潮はしる辺戸岬      金城悦子
㉘初釜やしゅんしゅんと沸き絹ずれも
㉙コロナ禍や初旅の島閑散と     具志堅忠昭
㉚席題に悪戦苦闘初句会
㉛生ゴミの収集車来る五日かな
㉜冬ざれや万策尽きた大統領
㉝赤々と本音を吐いて寒椿      そら紅緒
㉞早春の海の混沌負けるなよ
㉟梅咲いて何かひとつを捨てようか
㊱落椿億光年の隕石来
㊲キリンの子春の空気をたっぷりと  宮里 晄
㉘コロナ禍や不協和音の春ふたたび
㊴とりどりの女流俳人久女の忌
㊵冬ざれの国際通りコロナ禍です
㊶地球はいまコロナという真冬日で  岸本マチ子
㊷シャンソンを思わずうたう春の星

第一九回沖縄忌俳句大会

第一九回沖縄忌俳句大会大賞作品

6月の風は未来へ惨禍越え    渡嘉敷敬子

たましいを掬いし両手夕焼ける  座安 栄

佳作 八句

海紅豆赤き泪を零しつぐ     荏原やえ子

慰霊碑の固き台座に蝉落つる   池宮照子

息ひそめしガマ訪ぬれば草いきれ 百名 温

夕日さすガマの滴り血のごとし  河村仁誠

叫ぶことは生きる証の沖縄忌   嘉陽 伸

昭和の錆落とせないまま沖縄忌  宮城陽子

花月桃ひめゆり学徒は車椅子   桑江光子

※第19回沖縄忌俳句大会(6月10日)は諸事情により、会場にての開催を中止しました。今回も昨年に続き、特例として、6名の選句者により選句しました。応募投句数192句でした。

【親泊仲眞 報】