会長/松本勇二
事務局長/藤田敦子
事務局所在地/〒791-8041 松山市北吉田町372-11

愛媛県現代俳句協会報

愛媛県現代俳句協会報33号R4.10.20発行
総会報告、令和4年度愛媛県現代俳句協会賞 同新人賞の募集など
愛媛県現代俳句協会報33号R3.9.20発行(1~4頁)
総会報告、通信句会、令和3年度愛媛県現代俳句協会賞 同新人賞の募集など

【 過去の行事 】

◇令和3年度 愛媛県現代俳句協会総会(紙上)投句高得点句

げんげん田父居て母居て兄も居た 梅岡ちとせ
母の日や母になる娘が泣きにくる 松本 豪
子を諭す父の正座や小鳥来る   安藤和子
風薫る手描きの地図の大きな木  神楽坂リンダ
気高きはれんげ田に立つ父の鍬  門屋和子
紙風船畳めば時の沈黙す     本郷和子
島いっぱい命の呼吸花蜜柑    小木曽富美子
春は曙やることあると亡夫帰る  大野美代子
朝礼の訓示簡素松の花      稲井火炉

◇第三十一回愛媛県総会

第三十一回愛媛県総会の様子

日時 令和元年六月二日(日)
場所 松山市立子規記念博物館

出席者は三十一名。最初に昨年亡くなられた相原左義長名誉会長への黙祷。
松本勇二会長挨拶の後、総会での議題はすべて承認された。同時に、募集句の表彰を行った。
令和に関した句と自由句を募集し百二十句の投句があった。

それぞれの高点句から

平成令和母の知らない春がきて  山﨑タツ子
ソーダ水ジャズ喫茶と言う昭和  秋山豊美
飢えに耐え飽食に慣れ昭和の日  玉井淳子
令和元年生きる証しの火を点す  松木ヒサ子
飽和した自意識に伏す薄暑かな  越智裕美子

花曇母から母が消えてゆく    藤田敦子
少年の中の一人は揚げ雲雀    金並れい子
すかんぽを囓り余生は奔放に   三好真由美
森林のブラックホールとして巣箱 松本勇二
春宵のピカソの青に紛れ込む   櫛部天思