保里よし枝『ひとりの窓』
寒林へ私ひとりの窓開く よし枝 暗い寒林に向かってひっそりと窓を開く。ひとりである事を隠さず、臆さず、暗いものへと向き合う。その姿に静かな覚悟を感じるのだ。ただ寒林を見ているだけではあるまい。その先にあ […]
寒林へ私ひとりの窓開く よし枝 暗い寒林に向かってひっそりと窓を開く。ひとりである事を隠さず、臆さず、暗いものへと向き合う。その姿に静かな覚悟を感じるのだ。ただ寒林を見ているだけではあるまい。その先にあ […]
佐藤 久 第一句集「呼鈴のあと」 一行で書かれた小説のような句だと感じる。勿論、実際には存在しない小説だ。それでも私はその小説を読んだことがあるように思えるし、何より想像できるのは、それを読む自分自身の姿なので […]
新潮文庫の愛はげしくて三日かな 死んでゆく鯨は朝の匂いせり 誰もいないことだけ願う涅槃かな 蠛蠓という健気さにまみれけり 秋灯はばかりながら白目澄む 著者プロフィール 瀬間陽子( […]
本俳句テキストは、国籍を問わず日本語の俳句を理解するためのグローバルな入門書として作成されました。誰もが自然に俳句に親しめ、読めるように、引用句は「現代かな遣い」に統一し、全ての漢字にふりがなをつけています。俳句の初心者 […]
第40回兜太現代俳句新人賞受賞! 最高にポップだけどインディーズ、しかもロック!空前絶後の探花ワールドにあなたも酔ってみませんか。ーー堀田季何 299句収録 序文: 橋本喜夫 跋文: 五十嵐秀彦 帯: 堀田季何 付録: […]
昭和の俳句史を表現史という視点で書き綴ってきた著者が今回は戦後の社会性俳句、前衛俳句に絞った評論を纏め、さらにまだ評価の定まらない昭和末期俳句の森に分け入って表現史的道を示した大作である。 新しい俳句表現を考える人々 […]