橋閒石『虚』(自筆サイン入り)現代俳句の100冊[35]

大雪の夜の排卵を拝むなり 日輪を呑みたる蟇の動きけり 三枚におろされている薄暑かな たましいの暗がり峠雪ならん 白扇をたためば乾く山河かな 雪ふれり生まれぬ先の雪ふれり 橋閒石『虚』(はし・かんせき/『きょ』) [目次] […]

斉藤美規『路上集』(自筆サイン)現代俳句の100冊[32]

一歩前へ出て雪山をまのあたり [目次] 『花菱紋』抄  5頁 『鳥越』抄   17頁 『地の人』抄  33頁 路上集     51頁 素の感動    113頁 解説「地の人」の意志 広瀬直人 127頁  年譜     1 […]

『俳句の底力 下総俳壇に見る俳句の実相』秋尾 敏

  俳句は、人の生涯を作る。 中央の俳壇を見ていただけでは、俳句のもつほんとうの存在価値はわからない。ーー俳句結社「軸」の主宰として、千葉県野田で「文学する」人々の生と俳句を見つめてきた著者が、下総ゆかりの俳人 […]

『戦争と俳句』川名 大『富澤赤黄男戦中俳句日記』・「支那事変六千句」を読み解く

落日をゆく落日をゆく真赤(あか)い中隊 富澤赤黄男 は、なぜ句集『天の狼』から漏れたのか。 捕虜を斬るキラリキラリと水光る 富澤赤黄男 敵の屍まだ痙攣す霧濃かり 熊谷茂茅 なぜ、かくも冷徹な句が詠めたのか。 大盥(オスタ […]

神野紗希 句集『すみれそよぐ』サイン本

世界は一層崩れやすく、愛おしいものとなった。 どうか、生きよ。 すみれそよぐ生後0日目の寝息 時代を案じながら命を見つめる怒濤の日々のただなか、 俳句は今を生きる言葉だと、つくづく思う。 どうか、生きよ。 子に、蟻に、燕 […]