立岩利夫『束の間』(自筆サイン入り)現代俳句の100冊[69]

  むなしくてはや葉桜の道に居る 限りなく徒食の靴に石畳 葱折れの時経てさらに学ぶこと 爪捨てに出て山鳩に遭いにけり 石蕗の花ひと一人ずつ遠くなる 立岩利夫『束の間』(たていわ・としお/『つかのま』) [目次] […]

川名つぎお『焉』

  目次 第一章 戦後の蟬  7頁 第二章 戦後の日々 55頁 第三章 戦後の記憶 109頁 東京の蟬の爆死と歩むなり 陽炎に知る祖先の不安ユングの忌 ポケットを街のどこかに落しけり 雲雀野や予科練に学ぶ犠牲打 […]

赤尾恵以『白い窓』現代俳句の100冊[66]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 乾杯のとき落したり秋扇 マズルカを弾きこなし得ず塩汁鍋 秋霖の客に兜子の傘を貸す 普段着の客来て炬燵開きかな 恋猫の […]

沢田改司『百騎の絵馬』現代俳句の100冊[64] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 炎天へ首干しにゆく人形師 野かんぞう倒れる百騎の絵馬が発ち ひのきくさい父が教える祭笛 八月の水を見ている殺陣師たち […]

金子晉『蟠桃曲』現代俳句の100冊[65]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 池の底数箇のガラス玉寄れる 人類もスープもさざなみして昏るる インク壜淡く蜘蛛の死遠からぬ 冬の蠅前肢をもて夢に付く […]

第41回兜太現代俳句新人賞応募料(整理費)

※現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。   第41回兜太現代俳句新人賞の応募料(整理費)2000円です。

石田時次『山居』現代俳句の100冊[61] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 黄水仙とくに傾斜のゆきわたる 雪明けの平らかなるに人の前 ひよつとこのもどつてゆきしあたたかさ 牛の一声水平線に近き […]

後藤章『俳句空間の言語』

    俳論で論じられているのは言語だが、それら言語の点を後藤は自身の言語によって輝かせているのだ。一人でも多くの読者に、その輝きを目のあたりにしていただきたい、切にそう願う。──堀田季何(後藤空間の […]

内田南草『黒潮』現代俳句の100冊[60] サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 秋はとおくを見てくらすどびんの口 肩で切ってゆくおとこの芽木の風 いわし雲淋しがりやは真ん中におく 脳味噌の足りない […]

守田椰子夫『それから』現代俳句の100冊[59] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 噴水落下正月の空摑みそこね 梅ひらく天地の継目綻びて わが町の枯れつつ地より父の声 ポケットの昏さ摑んで 冬が好き […]