小田島渚『羽化の街』

電子書籍での販売をしております。 第39回兜太現代俳句新人賞受賞の著者による第一句集 小田島渚は、誰も知らない、もうひとつ別の世界を隠し持っていて、その世界といつも一人行き来しているのではないかと勘繰ってしまうことが折々 […]

立岩利夫『束の間』(自筆サイン入り)現代俳句の100冊[69]

  むなしくてはや葉桜の道に居る 限りなく徒食の靴に石畳 葱折れの時経てさらに学ぶこと 爪捨てに出て山鳩に遭いにけり 石蕗の花ひと一人ずつ遠くなる 立岩利夫『束の間』(たていわ・としお/『つかのま』) [目次] […]

川名つぎお『焉』

  目次 第一章 戦後の蟬  7頁 第二章 戦後の日々 55頁 第三章 戦後の記憶 109頁 東京の蟬の爆死と歩むなり 陽炎に知る祖先の不安ユングの忌 ポケットを街のどこかに落しけり 雲雀野や予科練に学ぶ犠牲打 […]

赤尾恵以『白い窓』現代俳句の100冊[66]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 乾杯のとき落したり秋扇 マズルカを弾きこなし得ず塩汁鍋 秋霖の客に兜子の傘を貸す 普段着の客来て炬燵開きかな 恋猫の […]

沢田改司『百騎の絵馬』現代俳句の100冊[64] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 炎天へ首干しにゆく人形師 野かんぞう倒れる百騎の絵馬が発ち ひのきくさい父が教える祭笛 八月の水を見ている殺陣師たち […]

金子晉『蟠桃曲』現代俳句の100冊[65]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 池の底数箇のガラス玉寄れる 人類もスープもさざなみして昏るる インク壜淡く蜘蛛の死遠からぬ 冬の蠅前肢をもて夢に付く […]

第41回兜太現代俳句新人賞応募料(整理費)

※現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。   第41回兜太現代俳句新人賞の応募料(整理費)2000円です。

石田時次『山居』現代俳句の100冊[61] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 黄水仙とくに傾斜のゆきわたる 雪明けの平らかなるに人の前 ひよつとこのもどつてゆきしあたたかさ 牛の一声水平線に近き […]

後藤章『俳句空間の言語』

    俳論で論じられているのは言語だが、それら言語の点を後藤は自身の言語によって輝かせているのだ。一人でも多くの読者に、その輝きを目のあたりにしていただきたい、切にそう願う。──堀田季何(後藤空間の […]

内田南草『黒潮』現代俳句の100冊[60] サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 秋はとおくを見てくらすどびんの口 肩で切ってゆくおとこの芽木の風 いわし雲淋しがりやは真ん中におく 脳味噌の足りない […]