俳論で論じられているのは言語だが、それら言語の点を後藤は自身の言語によって輝かせているのだ。一人でも多くの読者に、その輝きを目のあたりにしていただきたい、切にそう願う。──堀田季何（後藤空間の言語より）

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俳句空間の言語　目次

一、阿部完市とＡＩの言語空間について
二、痴呆俳句の構造 ー 草田男を巡って
三、日本語と俳句
四、健吉、世間、芭蕉
五、山口誓子論
六、俳句以外 ー 近代俳句の捨てたもの
七、篠原梵論
八、中景の発見
九、読みはどこまで自由か？
十、現れつつあるもの ー 「風景」の変容について
十一、春愁の発見
十二、季語と自然（季語・遍路の成立を巡って）
十三、罌粟・阿片・俳諧
あとがき

後藤　章（ごとう・あきら）　プロフィール
【所属結社】自鳴鐘同人
【俳歴】
昭和54年自鳴鐘入会より現在に至る。
昭和58年現代俳句協会入会現在に至る。
2022年現在、現代俳句協会幹事長。
【受賞歴】
平成30年 現代俳句評論賞受賞。
昭和61年 自鳴鐘賞。
【句集・雑誌、新聞寄稿など】
句集『扇風機』（俳句とエッセイ）
「俳句とＡＩ」朝日新聞（うたをよむ)・2019年6月3日
「俳壇」ＡＩ俳句をどう思う・2019年4月25日
「俳句界」ＡＩ俳句展望・2019年11月25日
【講師歴】
学習院大学社会人俳句講座
どうしん句会講師3年
現代俳句協会初心者講座6年
現代俳句協会俳句ＯＪＴ講師

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