守田椰子夫『それから』現代俳句の100冊[59] 自筆サイン入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 噴水落下正月の空摑みそこね 梅ひらく天地の継目綻びて わが町の枯れつつ地より父の声 ポケットの昏さ摑んで 冬が好き […]

湊楊一郎『裸木』現代俳句の100冊[58] 自筆サイン落款入

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 夢ハたゝ゛藪をぬけんとする牡鹿 闇にひらく自動扉ゆけという 咽渇く 腐木に寄って傾いて 夏来る延して細い脛二本 岩壁 […]

上甲平谷『天地阿吽』現代俳句の100冊[57] サイン入り

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 春大雪人のみの人の身の突如 蓮のみの飛んで水天一語なし 鼻一つ閑人秋を高うする 雪の竹余命は骨で恋すべし 蛇穴に九十 […]

澁谷 道『素馨集』現代俳句の100冊[56] サイン入り

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 わが旅のうすぐもりよし群蜻蛉 朱欒に刃絶壁のギリシャがみえる 初蟬のふと銀箔に皺にせる 月に棄つ花瓶の水のあおみどろ […]

山﨑 聰『北斗』現代俳句の100冊[54] サイン入り

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 家出少年か山上に鷗浮き 病院のうしろにさくら逃げられず 炎天や男の肩の上に耳 ごつごつの四十八歳くさめして 蟇うしろ […]

桑原三郎『俳句物語』現代俳句の100冊[52] サイン入り

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。   でで虫は戦場の匂ひ花の匂ひ この家に水入れてゆく桜かな 白飯やいづこの山も日暮にて 古池に眠たきわれは […]

久保田慶子『笙』現代俳句の100冊[51]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 桐の実のみな天へ向き笙とほる 枯蔓にイスラム文字のからみたり 山百合の怒りて香る家のなか 藷粥や看取りの夜をふくよか […]

豊山千蔭『心空なり』現代俳句の100冊[50]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 縄綯ひて夜乃耳白らむ結氷音 風化の観音妻一本の杖となる 初夢の白牡丹なる失明感 箸置いて聞こゆるはただ冬来る音 遠き […]

山口素人閑『松籟』現代俳句の100冊[49]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 歌に生き幸多き春八十路かな 血は枯れず蓬髪北風に白けれど 芸の壁又壁壁や木の芽吹く ひとつひとつの重荷おろして枯野行 […]

東川紀志男『胸の樹』現代俳句の100冊[46]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 胸の樹の手足が泳ぐ鈍い音楽 真珠の海の蛎くいすぐに黄昏の仲間 坐して争う素足の童子緑陰にて 朝の鶏童女の丈までとびあ […]