目次
第一章　戦後の蟬　　7頁
第二章　戦後の日々　55頁
第三章　戦後の記憶　109頁

東京の蟬の爆死と歩むなり
陽炎に知る祖先の不安ユングの忌
ポケットを街のどこかに落しけり
雲雀野や予科練に学ぶ犠牲打
核実験ドストエフスキー流刑地
近代の手暗がり我の字の「戈」
DNA知らぬ遺族タラワの飢饉と

川名つぎお（かわな・つぎお）
昭和十年　　　東京市蒲田区生まれ　本名　次雄
平成元年　　　多賀芳子に師事。「頂点」同人。
平成四年　　　第1句集『程』。「豈」同人現在へ。
平成十二年　　現代俳句協会年鑑部に。
平成十六年　　沖縄忌俳句大会賞。第二句集『尋』。現俳協理事。
　　　　　　　通信講座十三期講師を経て年鑑部長九年、監査役三年。
平成二十五年　第三句集『豈』。「頂点」代表三年後廃刊し、
令和四年　　　現在 現俳協参与。

【販売価格】2,200円（送料込み）　定価2,200円（本体2000円＋税）＋送料180円のところ

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「＊お名前」の欄に、協会にご登録のお名前（俳号）を入力して下さい。