筑紫磐井『戦後俳句史nouveau 1945-2023三協会統合論』

  「第二芸術」とその論を捉え直し、戦後俳句の3つの典型、「社会性俳句」「前衛俳句」「心象伝統俳句」の基準とダイナミズムを詳らかに提示。それらを踏まえて戦後俳壇の流れを辿り、詠法の検証などもおこなう。 著者紹介 […]

評論教室(会員向け)

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。

保里よし枝『ひとりの窓』

  寒林へ私ひとりの窓開く  よし枝  暗い寒林に向かってひっそりと窓を開く。ひとりである事を隠さず、臆さず、暗いものへと向き合う。その姿に静かな覚悟を感じるのだ。ただ寒林を見ているだけではあるまい。その先にあ […]

佐藤 久 第一句集『呼鈴のあと』

佐藤 久 第一句集「呼鈴のあと」      一行で書かれた小説のような句だと感じる。勿論、実際には存在しない小説だ。それでも私はその小説を読んだことがあるように思えるし、何より想像できるのは、それを読む自分自身の姿なので […]

瀬間陽子『新潮文庫の栞紐』

    新潮文庫の愛はげしくて三日かな 死んでゆく鯨は朝の匂いせり 誰もいないことだけ願う涅槃かな 蠛蠓という健気さにまみれけり 秋灯はばかりながら白目澄む   著者プロフィール 瀬間陽子( […]

みんなの俳句

本俳句テキストは、国籍を問わず日本語の俳句を理解するためのグローバルな入門書として作成されました。誰もが自然に俳句に親しめ、読めるように、引用句は「現代かな遣い」に統一し、全ての漢字にふりがなをつけています。俳句の初心者 […]

土井探花『地球酔』

第40回兜太現代俳句新人賞受賞! 最高にポップだけどインディーズ、しかもロック!空前絶後の探花ワールドにあなたも酔ってみませんか。ーー堀田季何 299句収録 序文: 橋本喜夫 跋文: 五十嵐秀彦 帯: 堀田季何 付録: […]