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寺田京子は、圧倒的な言葉の強さを持つ作家である。
同時代にこのような言葉の質を持つ女性作家は稀有だろう。林 桂(「栞」より)
解題/江中真弓 後記/宇多喜代子 栞/林 桂
【宇多喜代子 選 十句】
旱の夜おんなじ貌の鰈焼く
嫁がんと冬髪洗ふうしろ通る
ストーブごんごん焚きて炭坑夫が威張る
樹氷林男追うには呼吸足りぬ
日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ
妻を見る冬日さらさら森澄雄
鷺の巣や東西南北さびしきか
雪の傘広げて石狩平野かな
一生の噓とまことと雪ふる木
慕われて絹や木綿や春の風邪
定価 2500円 2019年6月22日発行 2019年10月31日第二刷発行
装丁/小島真樹
【販売価格】2,870円(レターパックライトの送料込み)