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「はまわきさんの句、だいっ好きや」和田悟朗
重力もブランコの為仲直り
衛星にさても肖(あやか)る潮干狩
整然とぎくしゃくしてる梅が枝
陽炎を冷まして居たる洗濯機 和田悟朗 選編題「陽炎のちきゅう」より
句群18万5千句の、自由闊達と圧倒的な量から生まれた第二句集。
浜脇不如帰 第二句集「ぷらずま・はいきっく」plasma haiku-ick
気楽にあかるい千句(弱!!)です!
実直に錆び続けたる避雷針 浜脇不如帰
第一章 子燕の部・・・p1
第二章 風来の部・・・p37
第三章 北の句会、メール句会など、諸諸の部・・・p79
跋 花谷 清・・・p120
あとがき・・・p128
ふり向くは耳ばかりなり秋時雨
教科書に載ってナイのが夏休み
ボケ言えばツッコミ寒し秋の風
かき氷そこに不自然在り余る
ぴくにっく紙と鋏と石の五指
悴(かじか)みは直してからが調律師
鳥曇なにかしゃべりたがる利き手
寒が水コップの形して居たり
水圧をるっと抑える箱眼鏡
コサインにぴったし「1」の帆立貝
食パンを向日葵式に耳から食う
絵に描いた向日葵ならばオークション
左折して右江向えり諸葛菜
偶数の素数あふれる天の河
咳に「いるよ」きりすと
跋文より
‥句座を共にした「風来」句会(和田悟朗さんが代表をされている)において、若手メンバーの浜脇さんが、物事を広く知り、よく記憶している特異な才能の持ち主であることを折に触れ感じさせられた。‥
‥収録作品は、一箇所を除き全て自選による。自選でない箇所は、「和田悟朗 選編題」との付記がある。すなわち、この部分は、‥文字通り和田悟朗さんが選と編集をし、「陽炎のちきゅう」という題を付けて、「風来十六号」に掲載された作品群である。
‥浜脇不如帰さんの作品の特徴のひとつは、『広辞苑』の全ページを暗記しているのかと思わせるほどの、ボキャブラリーの豊富さにある。
左脳江と単語幾億テレポート p31
ここで、〈左脳江〉の〈江〉は、ふつうは〈へ〉と表記する格助詞である。このような古風な漢字表記が句集中にしばしば現れる。
‥集中には、一見して、「ずっこけた」「はちゃめちゃ」な作品も少なくない。‥しかし、句稿に収められている作品は、滑稽を意図していたとしても、いずれも浜脇不如帰さんならではの独自のおもしろさと鋭さが混在する。‥作品の幅の広さと豊かさは、浜脇さん独自の認識から自然に湧き出る言葉とことばの結び付きから生まれるのではないだろうか。 花谷 清
浜脇 野放流 不如帰(はまわき・のほうりゅう・ふじょき)Twitterより
不如帰💙💛(@drancuhdhaikur)さん / Twitter
1979年俳句の日にひとつ遅刻して生まれる。サッカー狂から俳諧狂に転身。(病倒のため)基本的に無言フォローで失礼します。活字では上手く著せない(^_^;)句集「はいくんろーる」「ぷらずま・はいきっく」。超軽装塡、激安。この春のサル酒は皆さんの「ほっこり」がモットー。
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