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俳句は、人の生涯を作る。
中央の俳壇を見ていただけでは、俳句のもつほんとうの存在価値はわからない。ーー俳句結社「軸」の主宰として、千葉県野田で「文学する」人々の生と俳句を見つめてきた著者が、下総ゆかりの俳人・俳誌の歴史をひもとくことであきらかになる、俳句のもつほんとうのちから。
俳句を愛する人々は、有名作家の作品を読むばかりでなく、自らそれを作り、批評し合ってきた。彼らにとって文学とは、ただ受容するものではなく、そこに参加し、作り出すものなのであった。‥‥そして、そのことが文学する人々に居場所を与え、生きがいを作り出してきた。つまり俳句とは、文学したい人々が社会に参加するための仕掛けだったのである。そこに、俳句が四百年という時を超えて息づいてきた理由がある。ーー「序」より
地方で「文学する」人々が、どのように俳句と関わってきたのかをテーマにした、エッセイ風評論。
【著者紹介】
秋尾敏◎あきお・びん
昭和25(1950)年、埼玉県生まれ。「軸」主宰。全国俳誌協会会長、現代俳句協会副会長、千葉県俳句作家協会理事長、野田俳句連盟会長。俳文学会会員、短詩文化学会事務局長、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員。俳句図書館鳴弦文庫館長。平成4年第11回現代俳句協会評論賞、令和2年第75回現代俳句協会賞受賞。博士(情報学)
発行所=東京四季出版
定価=本体2,200円+税
四六判 260ページ
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