在庫状態 : 在庫有り

メロンにナイフ樹海を進むやうに
あたらしき風くれば鳴る蝶の骨
眠るなり狼は血を傾けて
読初の折られてゐたる白頁
葱坊主空の丸さを言ひにけり
老女より水の音して螢籠
石鹼の泡太らせる多佳子の忌
黒鍵に置いて真昼の指の冷え
遠雷や抱く人形に臍のなく
髪梳くに片手の空きし木の芽冷
そぞろ寒ときどき使ふ糸切歯
目次
第一章 蝙蝠傘
第二章 ぼんのくぼ
第三章 冬日。
第四章 またひとつ
第五章 密度
第六章 赤光
解説 柳生正名
小西瞬夏(こにし しゅんか)プロフィール
1962年生まれ
1997年作句開始
2011年「海程」入会 金子兜太に師事
2013年「海程」新人賞
第一句集『めくる』
「明」入会 竹本健司に師事
2014年 明賞
2018年「海程」終刊 後継誌の「海原」同人
2019年 海原賞
第二句集『一対』
現在「海原」同人 現代俳句協会会員 岡山県現代俳句協会役員
【販売価格】2,410円(送料込)(本体価格2,000円+税200円+送料210円のところ)