宮本佳世乃 第二句集『三〇一号室』

gh-b-77

宮本佳世乃 第二句集『三〇一号室』  (gh-b-77)

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¥2,000
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三〇一号室の住人は、俳人である。存在の「さみしさ」の根っこをさぐるように俳句と向き合い、おだやかな抒情の世界を展開する。
2017年現代俳句新人賞を受賞した俳人宮本佳世乃は、「炎環」同人で、同人誌「オルガン」のメンバーとして活躍する。本句集は2013年から19年までの作品をまとめた第二句集。
カバー装画は、清宮質文「さまよう蝶(何処へ―夢の仲)」。

■収録作品より
来る勿れ露草は空映したる
こどもつぎつぎ胡桃の谷へ入りゆく
冬眠の患者に盗まるる両眼
いちめん青麦ひとりひとり浮く
月をゐて満月をゐてさみしがる
かうかうと氷に空がある拝む
二階建てバスの二階にゐるおはやう

■著者
宮本佳世乃(みやもと・かよの)
1974年 東京生まれ
「炎環」同人、「豆の木」参加
2010年 合同句集『きざし』刊行
2012年 句集『鳥飛ぶ仕組み』刊行
2015年 「オルガン」創刊より参加
2017年 現代俳句新人賞受賞

【販売価格】2,000円(送料込み)

四六判/上製本/カバー装/本文152頁
2020年1月刊
港の人

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