2017年2月1日 / 最終更新日 : 2019年1月11日 admin 現代俳句コラム 十日戎食べぬ肉饅二つ買う 武田伸一 評者: 中内亮玄 おう、兄ちゃん。さっぶいなか、ようこんな道端でギターなんか弾きよんな。 世間様は正月や言うて浮かれてはるけど、儂には、初詣もなんもめでとうない。儂には何ンもあらへん。 バブルが弾けて全部飛びよったからな。今さらえべ […]
2017年1月18日 / 最終更新日 : 2019年1月11日 admin 現代俳句コラム 絹の言葉木綿の言葉賀状読む 宮崎斗士 評者: 中内亮玄 「おい、母さん、嘘だろ。私の年賀状はこれだけかね」 「ええ、さっき孫たちが分けてくれましたよ」 「いやいや、こりゃあないだろう。去年まではこんなに(電話帳を指で挟むようなしぐさを見せ)あったのに」 「はいはい」(笑) 「 […]
2017年1月1日 / 最終更新日 : 2019年1月11日 admin 現代俳句コラム 寒卵ジャンバルジャンと泣いてから 栗原かつ代 評者: 松田ひろむ 句意は容易には明らかにならない。「ジャンバルジャン」(ジャン・ヴァルジャン)はいうまでもなく、ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」の主人公の名前。 ジャン・ヴァルジャンといえば、苦難に耐えて、社会の悪やしがらみと苦 […]