浜脇不如帰『ぷらずま・はいきっく』

「はまわきさんの句、だいっ好きや」和田悟朗 重力もブランコの為仲直り 衛星にさても肖(あやか)る潮干狩 整然とぎくしゃくしてる梅が枝 陽炎を冷まして居たる洗濯機     和田悟朗 選編題「陽炎のちきゅう」より 句群18万 […]

稲葉 直『数刻』(自筆サイン入)現代俳句の100冊[33]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 仏の灯消え数刻の行き戻り がさがさと雑木を移る十一月 あごひげに鼠を湧かせ濡れ遊ぶ 沖を残す海の面積すつかり見て ひ […]

川崎三郎『東北抄』(印刷サイン)現代俳句の100冊[31]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 耕牛の大きな眼一日酔ふ 亡父眠る谿よ毛深き夏蕨 空に鳥だけが残り幻のセールスマン 竜飛雪晴馬が息吸うさびしさよ 雁渡 […]

鈴木石夫『風峠』(1冊のみ自筆サイン入)現代俳句の100冊[23]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 風峠雲をちぎって捨てておく 麦秋の せっせっせえと遊びだす ぽこぺんと言ってあそんで戦死せり 桃花村たましひ軽く駈け […]

片山花御史『白い葦』(自筆サイン入)現代俳句の100冊[40]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 火車(フォーチョ)ゆき 断層はてしなく煙る ロバの耳 高梁(コーリャン)の芽と疾風を負う 体温をうばう 鉄片と組んで […]

『寺田京子全句集』再入荷

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 寺田京子は、圧倒的な言葉の強さを持つ作家である。 同時代にこのような言葉の質を持つ女性作家は稀有だろう。林 桂(「栞 […]

内田 啓『雲の五月』(自筆サイン入)現代俳句の100冊[76]

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 汽笛まだ筑紫の中に残りいて すみれ愛す臍下丹田まで降りて 草餅や雲になるため汽車に乗り 反目の白い蛾となり夜つくる […]

句集『ユリウス』佐々木貴子

現代俳句協会会員の方は、お客様情報の「*お名前」の欄に、協会にご登録のお名前(俳号)を入力して下さい。 著者の葛藤と否定精神  肯定精神が目まぐるしく錯綜し  作者の最も秀れた映像感覚は  この句集全句に共通している   […]