朴美代子 句集『母(オモニ)』

  蝶とまる母(オモニ)の声のひくければ 母(オモニ)を慕う、それは同時に母郷への想いと重なり切ないほどに強い この句集は句数は少ないが在日韓国人としての生涯が滲み、心うたれる(中村和弘) 中村和弘選十句 足の […]

栗原かつ代 第一句集 『母は水色』

  この一巻、第一句集にしてすでに詩的自在性と無限の可能性を秘めており、かつ代さんの天性の詩境が光る珠玉のきらめきを感受。さらなる開花を、そして伸展を期待してやまない。山本敏倖(序文より) 冒険の始めはこの木巣 […]

高橋透水 第一句集 『水の音』

  「水鳥の水一枚を分け合へり」 透水さんは今年喜寿を迎えられた。俳句は年季が物を言う文芸であると私は思っている。人生の年輪が俳句の味わいを深めるのである。この飄々とした俳人はこのあとまた一仕事するのではないか […]

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中内火星 第一句集『SURREALISME(シュルレアリスム)』

「いかなるものにも属さない詩がある」  当初は全作品「書き下ろし」でと考えたが、さすがにそれは及ばなかった。数句は古い句もあるが、大半の句はここ2~3年の句だ。 勿論「書き下ろし」も多々ある。また、カバー絵はピカソ、マチ […]

加藤知子 第4句集『情死一擲』

俳句が穏やかなもの、誰にでもわかるもの、存問の詩となってから、どのくらい経っただろう。それは俳句が生き残る手段でもあったように思う。それはそれで良い。俳句が穏やかに懐かしく、心を慰めるものである事に、何の間違いもない。し […]

高橋比呂子『風果』

「風果」とは、造語である。 〈果〉には、事柄が、進んでしまった後に生じる成果(果実)、はてる、などの意がある。 これまで旅をして、感じた風土など、吹かれたその刻々の風との合成語として拙句集の名とした。 作者プロフィール […]

宮本佳世乃 第二句集『三〇一号室』

三〇一号室の住人は、俳人である。存在の「さみしさ」の根っこをさぐるように俳句と向き合い、おだやかな抒情の世界を展開する。 2017年現代俳句新人賞を受賞した俳人宮本佳世乃は、「炎環」同人で、同人誌「オルガン」のメンバーと […]

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