高橋透水 第一句集 『水の音』

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高橋透水 第一句集 『水の音』  (gh-b-81)

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「水鳥の水一枚を分け合へり」

透水さんは今年喜寿を迎えられた。俳句は年季が物を言う文芸であると私は思っている。人生の年輪が俳句の味わいを深めるのである。この飄々とした俳人はこのあとまた一仕事するのではないか、と私は期待しているところである。伊藤伊那男(序文より)

自選十句
紅梅に飽き白梅を観てをりぬ
春光を縦糸として杼(ひ)の走る
行く春を掃き戻したる竹箒
紫陽花に夢といふ色加へけり
まづ足があほになりゆく阿波踊
故郷を舌で転がし冷し酒
朝顔の開き切れずにある湿り
陽光の浮力を恃む秋の蝶
父母のゐぬ生家や湯婆抱きてをり
水鳥の水一枚を分け合へり

作者プロフィール
高橋透水(たかはし・とうすい)
所属結社 炎環、銀漢俳句会、俳句集団つぐみ
受賞歴  2022年度炎環第二十六回「炎環評論賞」受賞
一般社団法人現代俳句協会会員
公益社団法人俳人協会会員
全国俳誌協会会員

2024年7月発行
判型/四六判並製/カバー装
銀漢俳句会出版部 北辰舎

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