村井和一『もてなし』(自筆サイン入り)現代俳句の100冊[82]

  むなしくてはや葉桜の道に居る 限りなく徒食の靴に石畳 葱折れの時経てさらに学ぶこと 爪捨てに出て山鳩に遭いにけり 石蕗の花ひと一人ずつ遠くなる 立岩利夫『束の間』(たていわ・としお/『つかのま』) [目次] […]

小西瞬夏 第三句集『けむりの木』

メロンにナイフ樹海を進むやうに    あたらしき風くれば鳴る蝶の骨     眠るなり狼は血を傾けて         読初の折られてゐたる白頁        葱坊主空の丸さを言ひにけり       老女より水の音して螢籠 […]

小山正見 句集『大花野』

  愛する人が病になったとき、何ができるのか――。アルツハイマー型認知症を患う妻と暮らして10年。ありのままの命を見つめ、明滅する心の瞬間をとどめた俳句集。人間の在り方を問う感動の36句。 ◆帯より ここはどこ […]