2023年4月5日 / 最終更新日 : 2023年5月26日 gendaihaiku 2023年4月号目次 シリウスに照準合わされており 麻生明 山下りて男米とぐ妹背鳥 飯土井志乃 初鏡わが歳月の山と河 宇田篤子 畔焼きや煙にこもる地の願い 奈都薫子 たぷたぷと浪の寄せくる朝寝かな 村松二本 春障子する […]
2023年2月3日 / 最終更新日 : 2023年2月3日 gendaihaiku 2023年2月号 冬の薔薇より添ふ風のやさしくて 川上弥生 コロナ業令和の冬を脅かす 佐藤惠美子 夏怒濤声を限りに生きてゐる 鈴木きみえ 春の星素数の先の先の先 三好靖子 現代俳句 目 次 令和5 年 2 月号 通巻 6 […]
2023年1月6日 / 最終更新日 : 2023年1月6日 gendaihaiku 2023年1月号目次 作品10句 遠足やお化南瓜に吸われたり 中村和弘 静かに臥して幸せそうよと寒の通夜 寺井谷子 万緑や永久の被曝のままなれど 高野ムツオ タイムカード冬の水中暖かい 対馬康子 音源は五つ孤立の獣たち […]
2022年12月6日 / 最終更新日 : 2022年12月6日 gendaihaiku 2022年12月号目次 作品10句 花の種子蒔いて余生をまた延ばす 秋霖やたゆたふやうに鰓呼吸 海水を煮つめし苦汁文化の日 行く先はひとつ花豆育ちゆく 神主の礼は直角春祈祷 エスカルゴパリー裏街晩夏かな 軋む椅子孤独の重さ寒に入る 朝刊にちらし […]
2022年10月28日 / 最終更新日 : 2022年12月6日 gendaihaiku 2022年11月号目次 作品10句 菠薐草LINE 繰る子に育ちけり 植垣規雄 いつか解く命の結び目花梯梧 上地安智 海峡の潮吠えなだめすかす芒 後藤岑生 仁王の静脈くっきりとまだ怒っている 小山貴子 虐殺の九月一日 […]
2022年9月30日 / 最終更新日 : 2022年9月30日 gendaihaiku 2022年10月号目次 作品10句 枯るる夜月は道化を演じつつ 青木澄江 老いの汗生きてる証し珪素力 梅田弘祠 老鶯や人新世を健気にも 北村純一 湯煙のような温もり木の芽張る 佐竹伸一 光炎の色に染まれり夕桜 高村寿山 張りついた秋光窓を開けさ […]
2022年9月1日 / 最終更新日 : 2022年9月1日 gendaihaiku 2022年9月目次 作品10句 生きること飽きずにバナナだけの朝 岡部博 昼星のよだれかここの日照り雨 つはこ江津 杖先の長きわが影夕焼雲 羽場翠香 仄かなる光取り込む春障子 菱木良一 よきひとと離れて座りソーダ水 […]
2022年8月1日 / 最終更新日 : 2022年9月1日 gendaihaiku 2022年8月目次 作品10句 空蟬の背のかつと割れ原爆忌 安藤 靖 春闌くや挑む大画布二年越し 今田 述 ちちの声詩を書くより雪を搔け 五代儀幹雄 パレットをはみ出している花菜の黄 梅岡ちとせ 脚へ眼を集めるパドック芝枯れ […]
2022年7月12日 / 最終更新日 : 2022年7月12日 gendaihaiku 2022年7月目次 作品10句 波また波成人の日の日本海 足羽鮮牛 鬼やらひ内なる邪気は消えぬまま 伊藤 眠 中心に暗がりのある新樹かな 小津由実 文月や最初で最後の父の文 髙石まゆみ 啓蟄や庭下駄というものありぬ 東 […]
2022年6月2日 / 最終更新日 : 2022年6月2日 gendaihaiku 2022年6月号目次 作品10句 濃淡の墨うつくしき春の富士 衞藤能子 誰が死ぬる蛍ぶくろの咲きはじめ 金子晴彦 雪催して封筒の届きけり 北邑あぶみ 月光やかすかに数珠の音がする 木村直子 初夏の足を浸せば海動く 中川秀 […]