第45回現代俳句評論賞は 元木幸一氏に決定しました

当協会は、7月5日(土)協会事務所において第45回現代俳句評論賞の選考委員会を開催しました。
本賞の選考は、応募規定に則り寄せられた全24編の候補作品を予め選考委員全員に回付し、選考委員会当日の討議に付して行われました。
厳正な選考の結果、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

◎第45回現代俳句評論賞
元木幸一
「俳句になったデューラー ―中村草田男作『騎士』の新解釈―」

受賞者プロフィール

◇元木幸一(もとき・こういち)
 宮城県仙台市出身 75歳

◇文芸歴・俳句歴
2020年 『サンデー毎日』「サンデー俳句王」佳作入選
      現代俳句協会インターネット句会「合同句会」に参加
2021年 花野句会入会(自由律句会、仙台市)
2023年 『サンデー毎日』俳句王受賞 「朝顔棚極楽への阿弥陀くじ」
      同句で年間「人賞」入選
現  在  山形大学名誉教授(西洋美術史)
      花野句会(自由律、仙台市 俳号:元木半辛)

選考委員・表彰式

◇選考委員氏名(順不同)
井口 時男、西村 我尼吾、橋本 喜夫、松王 かをり、武良 竜彦

◇表彰式
第62回現代俳句全国大会席上
令和7年11月3日(月・祝) 午後1時~「東天紅上野店」

佳作・選考委員奨励作

◇佳作
木村和也「朦朧体の俳句―鴇田智哉論」

◇選考委員奨励作(3編)
伊藤幹哲 「『間テクスト性』概念を援用した俳句の読みに関する試論」
齊藤しじみ「鈴懸の人~埋もれた俳人 出澤珊太郎~」
蒋 草馬 「<文字的なこと>を巡る『オルガン』を中心として2015-2017を考える」