第41回兜太現代俳句新人賞は、楠本奇蹄氏「触るる眼」に決定いたしました
当協会は、3月9日(土)、第41回兜太現代俳句新人賞(50句)の最終選考会を、「日本記者クラブ」にて公開の形で開催し、最終候補3作品について活発な討議を行い、下記のとおり最終決定致しましたのでご通知申し上げます。なお、今次の応募総数は49編でした。
◎第41回兜太現代俳句新人賞 楠本奇蹄「触るる眼」50句
受賞作品はこちら
なお、佳作として次の2篇が選ばれました。
十川長峻「路上よりの歌」50句
とみた環「詩と吃音」50句
◎受賞者プロフィール
◇楠本 奇蹄(くすもと きてい) 東京都府中市 在住
本名、電話、住所:非公表
メールアドレス:kitei.kusu(at)gmail.com
1982年(昭和57年) 6月15日神奈川県にて出生
2017年(平成29年) 「暫定句会」、「豆の木」参加
2020年(令和2年) 第38回兜太現代俳句新人賞佳作、第11回北斗賞準賞
2021年(令和3年) 第11回百年俳句賞最優秀賞、第12回北斗賞準賞
2022年(令和4年) 第40回兜太現代俳句新人賞佳作
現在、「豆の木」、「子連れ句会」に参加。
句集に『おしやべり』(2022年刊)
◇入賞句抜粋5句
研げば刃の窮屈なりき薔薇いちりん
ハードリカー西日が地図を掻き毟る
ひぐらしのnerveをあふれ苦い飴
雪触るる眼のあり誰の孤燭ならむ
こゑにあつて玻璃にないもの冴返る
◎選考委員(順不同)
小林恭二、穂村 弘(以上2名は、特別選考委員)
赤野四羽、瀬間陽子、田中亜美、永瀬十悟、堀田季何、山本左門
◎表彰式
本年11月16日(土)奈良県奈良市「ホテル日航奈良」にて開催の令和6年度第61回現代俳句全国大会(午後1時より)の席上にて顕彰することを予定しております。