第41回兜太現代俳句新人賞選考会について

第41回兜太現代俳句新人賞応募者の皆様へ

第41回兜太現代俳句新人賞、選考の方滞りなく進行しております。
今回の応募総数は計49編でした。
最終選考会は3月9日(土)正午より開催いたします。
当日は「公開選考会」となりますが、応募者を含めた不特定多数の方々向けの公開ということではなく、俳句総合誌、各種メディア、一部関係者向けの公開となります。
なお、諸事情により選考会の模様の同時配信などは行いません。

当日は最終選考に残った作品を対象に論評および合議の上、第41回兜太現代俳句新人賞受賞作を決定いたします。
最終候補作の作者の方々には、当日ぜひ選考会にご出席いただけたらと思います。

2月20日(火)までにメールにて、最終候補作の作者の方々宛てに、選考会の場所、当日のスケジュールなど詳細を連絡いたします。

以上、よろしくお願い申し上げます。

 

この賞は、個性的ですぐれた資質の新人を世に送り出すことを目的としています。令和元年から金子兜太の名を冠し「兜太現代俳句新人賞」と名称変更し、協会外からの特別選考委員も加わることになりました。年齢以外の応募条件はありませんので、多くの方の意欲あるフレッシュな作品をお待ちしております。

選考委員および特別選考委員からの一言

◇選考委員(五十音順・敬称略)

赤野四羽
「『外』の連中が聞いているんだと思って書かなければいけない」とは柄谷行人の言です。『外』とは狭くは世間や仲間内の『外』、広くは日本の『外』ということ。切り開く作品をお待ちしています。

 

 


瀬間陽子
まっさらな気持ちで、読みます。
応募者の方々の息遣いを感じながら、読みます。
お互いに、俳句に真摯に向き合いたいです。

 

 


田中亜美 

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…」(サン・テグジュペリ)。俳句は内なる井戸を、水脈を見つけ出すことなのかもしれません。みずみずしい感性と知性のあふれる作品をお待ちしています。

 

 

永瀬十悟

続けることで見えてくる世界があります。どうぞ楽しんでください。あなたのご応募をお待ちしています。

 

 

 

堀田季何
俳諧自由を信じています。可能無限を信じています。さあ、私を揺さぶってみてください。

 

 

 


山本左門
オリンピックではないが、コンクールは参加すること自体に意義がある。いろんなことを気にせず、自分の感性で創った作品を、自信をもって応募して欲しい。是非、チャレンジしてください!

 

 

 

 

◆特別選考委員(五十音順・敬称略)
小林恭二

金子兜太さんを熊谷のご自宅に訪ねた日も暑かった。しかし兜太さんが書斎より現れた途端、明澄な言語世界がひろがり、音に聞こえた熊谷の猛暑はどこかへいってしまった。暑さ寒さも忘れるような言語体験を期待しています。

 

 

穂村 弘
この世のものではないような言葉の塊に出会えますように。
楽しみにしています。

 

 

 

 

※選考委員会は公開を予定しています。(詳細は後日発表します。)

応募要領

◇句数
雑詠50句。題名付。但し、未発表の作品に限る。(他への二重投句は不可)

◇応募方法
prize@gendaihaiku.gr.jpへWord添付にて送信してください。送信の際、件名に「第41回兜太現代俳句新人賞」と明記してください。
※郵送での受付はしておりません。
※WordA4横使いに、明朝系フォントで、縦書(罫線不要)。題名と50句をA4版2枚に収めてください。
※題名及び50句の後、3枚目の用紙に、題名(もう一度)、本名(ふりがな)、俳号(ふりがな)、年齢・生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、俳歴をご記入ください。

◇応募料
整理費として2,000円。
専用ページより電子決済(PayPalと連動)。主要クレジットカード及び一部銀行決済に対応しております。
*従来通り、定額小為替、現金書留でも可、または、ゆうちょ銀行(加入者名 一般社団法人現代俳句協会 振替口座00160-6-52603 通信欄に新人賞整理費と記入)。

◇応募資格
年齢50歳未満(締切日を基準)とする。現代俳句協会員でなくても応募可。

◇応募期間
2023年10月1日~11月30日(必着)

◇発表および顕彰
【発表】当協会の会員誌『現代俳句』に受賞作品を発表。
【顕彰】賞状、および現代俳協会からの句集出版の助成。(30万円相当、期限有)

◇選考方法
・原則として、全応募作品を対象に選考を行う。
 但し、応募数が想定を超える多数となった場合は予選を実施することがある。
・選考は、作品のみを選考委員に送付し、一次選考した後、特別選考委員を加えて選考委員会の場で審議・決定する。(住所氏名等を記入したデータは顕彰部および事務局にて保管する。)