現代俳句協会国際部 後援イベントのお知らせ

日本から世界へ羽ばたく現代俳句:赤野四羽句集
『Chiodi battuti(打たれた釘)』イタリア刊行記念 

赤野四羽xディエゴ・マルティーナx堀田季何トークイベント

■2023年6月25日(日) 14:00~15:30 開場13:30~
■会場: 青山ブックセンター本店 大教室
■定員名様 大教室70名様 
■入場料: 大教室1,540円(税込)
■ご参加方法:
①青山ブックセンターウェブサイトの「予約ページ」にて受付。
②当日会場にて受付。ただし定員があるため予約推奨。

イベント内容
 正岡子規によって『俳諧』から文学として生まれ変わった『俳句』は、現代では”HAIKU”として世界数十カ国で親しまれています。
一方で、世界からみた日本の俳句は、芭蕉や蕪村といった古典俳句のイメージから抜け切れていません。
 この四月、日本の現代俳句作家である赤野四羽の新句集『Chiodi battuti(打たれた釘)』がイタリアの新進出版社I Quaderni del Bardo Edizioniより刊行されました。これは日本の伝統文化としての俳句ではなく、現代文学の一ジャンルとしての現代俳句を発信する、貴重な一歩です。
 著者の俳人赤野四羽と、翻訳者で詩人のディエゴ・マルティーナさん、海外詩事情に詳しい文芸家の堀田季何さんと、新句集や世界の俳句、翻訳についてのざっくばらんなトークや朗読を皆さんと楽しみたく思います。
【後援:現代俳句協会国際部】

書籍紹介
『Chiodi battuti(打たれた釘)』(I Quaderni del Bardo Edizioni社)
 著者;赤野四羽 訳者:ディエゴ・マルティーナ
現代俳句新人賞受賞作家である赤野四羽の四冊目になる句集は、現代詩の新たな才能を世界に問うイタリアのI Quaderni del Bardo Edizioni社からの刊行となった。
現代文学としての俳句とはなにか?
世界に通用する俳句とはなにか?
芭蕉のあと、俳句はなにをすればよいのか?
俳句の、文学の、世界のイマ・ココを突いた言葉の聖釘の数々を、イタリア語と日本語の対訳で存分に味わえる。

プロフィール
赤野四羽:俳人、コーヒー焙煎家、サックス奏者。句集に『夜蟻』(邑書林)『ホフリ』(RANGAI文庫)など。

ディエゴ・マルティーナ:日本文学研究家・詩人・文筆家。著書に『元カノのキスの化け物』『誤読のイタリア』(光文社新書)。俳句は黒田杏子に師事。

堀田季何:文芸家。多言語多形式で創作。 俳誌「楽園」主宰、歌誌「短歌」同人。詩歌集四冊。新刊に『俳句ミーツ短歌』(笠間書院)。