2021年10月号目次
特別作品
牧涼し小屋の閂外しある 秋葉礼子
春の夜のもの云はねどもくすり指 新井富江
夏の空父と子は九九叫びつつ 上田千恵子
百歳を目指し土用のうなぎ食ぶ 長部多香子
退屈がのさばっている夏座敷 田中朋子
鬼になる修行いろいろ夜の桜 内藤ちよみ
流暢な宇宙語のごと青葡萄 原あざみ
安曇野の青田千枚水匂ふ 宮坂秋湖
現代俳句 目次 令和 3 年 10 月号 通巻 666 号
グラビア 『俳句ひらく』
わたしの一句 政野すず子
百景共吟 中村正幸 井上論天
シリーズ 薄墨桜 棚橋麗未
列島春秋 6
直線曲線 T・S・エリオットの詩劇から 川村智香子 10
◆特別作品◆
空の鍵 秋葉礼子 12
春の夜 新井富江 12
運動会 上田千恵子 13
緑雨 長部多香子 13
言葉 田中朋子 14
クレオパトラ 内藤ちよみ 14
変貌 原あざみ 15
青田 宮坂秋湖 15
「今、伝えたい俳句 残したい俳句」 山田千里 16
百景共吟 より二句鑑賞 渡辺和弘 平賀節代 17
第41回現代俳句評論賞
選考経過 宮崎斗士 18
選後評 髙野公一、大井恒行、高橋修宏、林 桂、五十嵐秀彦、橋本 直 19
第22回現代俳句協会年度作品賞
受賞作◆その色/受賞のことば 中村 遥 23
◆櫟の実/受賞のことば 星野早苗 26
選考経過 宮崎斗士 29
選評 浦川聡子、江中真弓、こしのゆみこ、佐藤映二、山﨑十生、原 雅子 30
中村 遥の俳句の魅力 「しなやかに“遥曼荼羅”」 はりまだいすけ 34
星野早苗の俳句の魅力 「降りてくるもの」 ふけとしこ 35
「翌檜篇」(34) 関西青年部 編 36
「風土記篇」(34) 長崎県 倉田明彦 38
結社の若手(27)「遊牧」の俊英たち 塩野谷仁 40
『現代俳句年鑑2021』を読む 42
中内かず子、内藤ちよみ、宇津木玲華、土田紫翠、丹下美井、玉木節花、田口彌生、岩田典子、志賀孝子、佐藤武子、豊長みのる
●随想●
日本が向かう新しい教育の方向 水野巨海 49
スマホなるもの 町野敦子 50
ブックエリア
川名 大著『渡邊白泉の100句を読む 俳句と生涯』 渡辺誠一郎 51
髙橋健文著『中今』 越野雄治 53
第13回 「現代俳句の風」 54
秀句を探る 加藤昭子、小橋啓生、小林幹彦、清水 伶、平田 薫、本城 清 64
地区の力 地区協会報を読む(4) 対馬 康子 67
「季語の「斡旋」は本当に言語化できないのか?」レポート 山田祥雲 68
図書館俳句ポスト 70
◎新入会員記念作品 73
第3回 ITを使った俳句生活のすすめ 川嶋ぱんだ 74
協会だより 75
新刊案内 76
表紙 写真提供:「鹿の朝食タイム」嶋村仁志
わたしの一句 写真提供:「炎の畦道」高橋和子
百景共吟 写真提供:「雨に煙る街」佐々木則子
シリーズ 薄墨桜 写真提供:「色づく南京黄櫨」高橋和子