2018年12月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 admin 2018年12月号目次 特別作品 凝念と書架の中なる飾り独楽 井澤秀峰 青年ら優しくなって山降りる 石井英彦 初恋を遠くたどれば春の雷 渋谷達磨 秋の風縄文人は南より 西 遥 石蕗の花灯し海鳴りちかき里 中田 七重 貧しき街に […]
2018年11月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 admin 2018年11月号目次 特別作品 草笛や吾も少年老い易く 石井一石 天網を洩れて蝦夷春蟬のこゑ 大澤保子 シェービングクリーム僕も鳥雲に 佐々木宏 誰にでも朝日はとどく草芳し 澤本三乗 葉桜の冷えに潤む眼兜太師なり 関田誓炎 子とと […]
2018年10月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年10月号目次 特別作品 梅灯し夜は青年の影として 伊東 類 鷺降りて青田の匂ひ濃くなりぬ 犬飼孝昌 たんぽぽにタイヤの軌む音間近 植垣規雄 白南風や玄界男波に湧くごとし 尾崎青磁 そののちを知つてゐるなりサンドレス 成田一子 […]
2018年9月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年9月号目次 特別作品 水色の青春の欠片(かけら)オルゴール 阿久沢長道 君となら花いちもんめ花いちご 内山いちえ 被曝村傷みのごとく雪残る 木幡テイ 夜店見て下りたがるなり肩車 佐藤洋子 蠛蠓という健気さにまみれけり 瀬間 […]
2018年8月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年8月号目次 特別作品 春の虹白ひといろは雲の中 青木栄子 揺るるたび勁くなる木や草城忌 奥山源丘 初夢や猪突の性を哀しめり 川名 大 人に飽き茶豆の香る家の中 桑田 真琴 猪独活の花や晩成疑はず 堤 保徳 原爆忌だれも知 […]
2018年7月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年7月号目次 特別作品 三月の言葉やさしくやって来る 今野龍二 うす繭に閉ぢ込めてあり少年期 大場鬼怒多 外郎のやうな花冷「出棺です」 岡田一夫 一輪の梅に眠りを覚ます山 桑田和子 梅ふふむ聞こえぬ方の耳を掻く 高木昭夫 […]
2018年6月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年6月号目次 特別作品 黒煙の西に傾く三鬼の忌 秋尾 敏 分解の好きな男の花粉症 大石雄鬼 月冴ゆる奔馬となりし時間たち 柏田浪雅 蓮の実の飛んで網膜剥離かな 小林貴子 花は葉にシュプレヒコールとは水音 対馬康子 廟涼し白 […]
2018年5月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年5月号目次 特別作品 雨の日は雨だけ怨む蛇いちご 小池康生 明日のことつるんとトマト剝きながら 小山貴子 甘茶佛指から先に乾くかな 谷下一玄 全長を見て汽車に乗る冬名残 田宮尚樹 難聴の母よ今宵も虫時雨 中川 肇 子の去 […]
2018年4月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年4月号目次 特別作品 声という声がまんまる水芭蕉 石川美智子 言霊の孵化してあすは春の星 一井魁仙 春早く生きものたちの地に目覚め 上野貴子 寒卵割れば恐竜かも知れず 大久保置箔 三叉路は春風の吹く道選ぶ 上窪青樹 […]
2018年3月1日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 gendaihaiku 2018年3月号目次 特別作品 大河へと軒の一滴雪解光 石本雪鬼 彼岸花 百句二百句 詠み惓かず 伊丹三樹彦 地震すぎて腰落ち着かす寒九かな 木村嘉男 花火師がゐる湖の人工島 寺澤一雄 傍観者故かふる里喪失者 二上貴夫 珈琲にまは […]