2019年11月号目次
特別作品
米を研ぐ音から今年始まりぬ 尾崎竹詩
花影に微睡むバルテュスの少女 春日石疼
八月やまだ還らないひとばかり 木村ゆきこ
炎昼や束ねた紙の燃えにくき 倉田明彦
長き夜や十指十色に爪染めて さいとう白沙
ありったけあぶらかだぶら秋の雨 西田和平
児を抱いて杉のてっぺん河原鶸 福富健男
駅鈴は線となり伸び秋はじめ 四ッ谷龍
現代俳句 目 次 令和元年11月号 通巻639号
グラビア 俳句ひらく
わたしの一句 鈴木八駛郎
百景共吟 高山れおな、林 桂
フォト・俳句 高橋和子
列島春秋 6
直線曲線 一句の背景 岩淵喜代子 10
◆特別作品◆
一年は短い 尾崎 竹詩 12
飯舘の空 春日 石疼 12
新涼や 木村ゆきこ 13
月の海 倉田 明彦 13
氷頭膾 さいとう白沙 14
あぶらかだぶら 西田 和平 14
竹節虫 福富 健男 15
糸瓜棚 四ッ谷 龍 15
「今、伝えたい俳句 残したい俳句」 堀之内長一 16
『新興俳句アンソロジー』より二句鑑賞 神野 紗希・曾根 毅 17
《其角とは誰か》 二上 貴夫 18
◎新入会員記念作品 29
「風土記篇」(11)愛媛県 井上 論天 30
「翌檜篇」(11) 清水 陽子、福林 弘子、八木茂都子、村山 恭子 32
結社の若手(4) 髙橋 健文 34
第20回現代俳句協会年度作品賞 特集
受賞作◆房はづす/受賞のことば 久根美和子 36
選考経過 網野 月を 39
選評 浦川聡子、大井恒行、こしのゆみこ、佐藤映二、原 雅子
久根美和子の俳句の魅力 「柔らかで時にシャープ」 羽村美和子 44
現代俳句年鑑2019を読む 45
いわきり秋月、岡田初音、髙橋宗史、野口浩子、小沢一郎、高橋比呂子、鈴江弘光、ほなが穂心、森本弥生、石原道明、柳本ゆみ、井上心生
●随想●
壁の内側 張籠二三枝 52
壁画 水口圭子 53
ティータイム 能城 檀、二口わこう、松井真吾 54
ブックエリア
堀節誉句集『渋』 青木栄子 56
鈴木石夫句集集成『裏山に名前がなくて』 桑原三郎 57
吉岡一三句集『遠方』 清水 怜 58
黒澤雅代句集『水尾のかたち』 藤野 武 59
第11回 「現代俳句の風」 60
秀句を探る 鎌倉道彦、髙木暢夫、中島三雄、葊川孝彦、村本なずな、柳谷和江
研修部・特別研修会 73
図書館俳句ポスト 75
表紙 写真提供:「神秘の輝き」矢田 満雄
わたしの一句 写真提供:「初冠雪」伊丹三樹彦
百景共吟 写真提供:「鳥渡る」飯塚 英夫
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