2018年5月号目次

特別作品 
雨の日は雨だけ怨む蛇いちご 小池康生 
明日のことつるんとトマト剝きながら 小山貴子 
甘茶佛指から先に乾くかな 谷下一玄 
全長を見て汽車に乗る冬名残 田宮尚樹 
難聴の母よ今宵も虫時雨 中川 肇 
子の去りしあとを転がる紙風船 政野すず子 
冬灯し八田木枯「夜さり」読む 松本修一 
 
現代俳句 目次 平成30年5月号 通巻619号
グラビア
俳句ひらく 列島春秋
直線曲線 「明日を展く」 中村 和弘 6
◆特別作品◆
 もうひとり   小池 康生 8
 赤いスコップ  小山 貴子 8
 佛の火     谷下 一玄 9
 浅春      田宮 尚樹 9
 母       中川 肇 10
 芒原      政野すず子 10
 海鼠嚙む    松本 修一 11
現代俳句を考える  栗林 浩 12
「今、伝えたい俳句 残したい俳句」 福富 健男 16
テーマの一句「女」(前編) 17
◎平成30年度新入会員記念作品 21
●随想●
膝とつきあう  勝山 京子 22

膝栗毛ガラパゴス道中  金子 嵩 23
ティータイム 朝倉さとえ、加賀田せん翆、なつはづき 24
ブックエリア
 畠山カツ子句集 『三餘』 生きてきた証として 浦川 聡子 26
 森田葊句集 『出雲、うちなるトポス』 時空の結晶 津髙里永子 27
 川島一夫句集 『人地球』 抒情を糺す系譜 川名つぎお 28
 行川行人句集 『風の刻』 几帳面な人格 佐々木英子 29
 尾堤輝義句集 『農詩人』 楸邨の抒情をくむ 森竹須美子 30
  加藤知子句集 『櫨の実の混沌より始む』 混沌の底力 谷口 慎也 31
第9回 現代俳句の風 32
「現代俳句の風」 秀句を探る 43
榮水 朝夫、大髙 宏允、谷川 彰啓、月野ぽぽな、照井 翠、渡辺誠一郎
現代俳句協会創立70周年基金のご報告(その6) 46
事務局だより 新刊案内・他 47
各地区俳句大会報告 51
協会だより 53
表紙 写真提供:「号砲は聞こえない日の放水銃(神戸)」伊丹三樹彦
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