一般社団法人現代俳句協会は、全ての判断や行動において、人権の尊重を最優先させるべきであると考えています。身体的、精神的であるかを問わず、人の尊厳を傷つけるような言動や暴力を認めません。本方針は、そのような言動や暴力のうち、当協会におけるハラスメントに該当するものを防止する方針を示すものです。
当協会において、ハラスメントは、何らかの関係性において、強者ないし多数者の立場にあるものが、弱者ないし少数者に不当に力を行使して、不利益を与えることを言います。パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、ジェンダーハラスメント、妊娠・出産・育児休業等ハラスメント、就活ハラスメント、モラルハラスメント、カスタマーハラスメントをはじめ、社会的に広く認知されているハラスメントを全て含む他、広く認知されていないハラスメント及びマイクロアグレッションも含みます。当協会は、業務運営上生じるそれらを一切許さず、毅然たる態度で対応します。特に、当協会の社員(以下、「協会員」という)及び当協会の職員(以下、「職員」という)は、いかなる場合においても、協会の業務運営においてハラスメントに該当するか、該当すると疑われるような行為を行ってはなりません。ハラスメント行為が確認された場合、行為者には防止規定に基づき厳正に対処します。また、被害者に対しては、環境の改善に向けて必要な措置を講じるとともに、再発防止に努めます。
当協会は、ハラスメントを防止するために、協会員及び職員が遵守すべき事項、ならびにハラスメントに起因する問題に関する経営管理上の措置等を定め、ハラスメントのない快適な運営環境を保つことを目的とした、「一般社団法人現代俳句協会 ハラスメント防止規程」(以下、「防止規程」という)を設けます。防止規程において、当協会の役割及び責務、協会員及び職員の協力義務、相談及び苦情への対処、実態調査の手続き、誹謗中傷・虚偽の申し立ての禁止、事実関係の認定及び認定後の措置、懲戒処分などに関して定めます。
防止規程に則り、協会員または職員からの相談及び苦情の相談窓口を事務局に設けることとし、事務局長の所管とします。ハラスメントの苦情・相談の申し出があった場合は、プライバシーや人権の尊重、秘密保持、相談者及び協力者の利益に配慮しつつ、迅速かつ適切に対応します。
当協会は、協会員及び職員に対して、本方針及び防止規程の周知に努めます。
令和6年5月20日
一般社団法人現代俳句協会
代表理事 会長 高野ムツオ
参照:「一般社団法人現代俳句協会 ハラスメント防止規程」(pdf)