第44回現代俳句評論賞は田辺みのる氏に決定しました

7月6日(土)に第44回現代俳句評論賞の選考委員会を開催しました。本賞の選考は、応募規定に則り寄せられた全14編の候補作品を、予め選考委員全員に回付し、選考委員会当日の討議に付して、行われました。
厳正な選考の結果、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

◎第44回現代俳句評論賞

田辺みのる氏
『楸邨の季語「蟬」―加藤楸邨の「生や死や有や無や蟬が充満す」の句を中心とした考察』

◎受賞者略歴
◇ 田辺みのる(たなべ・みのる) 
  1964年(昭和39年)4月15日 滋賀県長浜市生まれ 60歳(東京在住)

◆俳句歴:
2018年(平成30年) 炎環入会、作句開始
2021年(令和3年) 第25回炎環評論賞受賞
2022年(令和4年) 炎環同人
2023年(令和5年) 第27回炎環評論賞受賞

◆現在:炎環同人

◆メールアドレス:minoru41564(a)yahoo.co.jp  (a)を@に変更してご送付ください。

◎選考委員(順不同)
   井口 時男、西村 我尼吾、橋本 喜夫、松王 かをり、武良 竜彦

◎表彰式(予定)
第61回現代俳句全国大会席上(令和6年11月16日(土)午後1時~「ホテル日航奈良」)

(なお、今回の佳作・選考委員奨励作は以下の通りです。)
佳 作 石川夏山 「詩人石原吉郎の俳句観―定型は彼を救った―」
選考委員奨励作(二編)
石橋いろり「俳人金子はるを訪ねて―秩父山峡に生きる兜太の母―」
蜂谷一人 「動画的俳句論」