60までにしたい10のこと【後編】
👤岡田由季

🙋60までにしたい10のこと
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5️⃣小学校の同級生(オペラ歌手)の公演を聴く(未)
転校先の小学校には、最後まで馴染めないままだった。
なので卒業後、誰とも連絡を取っていない。
20年ほど前だったろうか、ふとしたことから、同級生のひとりがオペラ歌手になっていることを知った。
気になっていた人(恋愛的な意味ではなく)だったから活躍が嬉しくて、そのことを某所でエッセイに書いた。
それは良いのだが、その時につい、その人のジェンダーのことに関連して、よく知らないのに軽い調子で書いてしまった。
当時の私は、人のプライベートな事柄に対する配慮が足りなかったと思う。
決して本人の目には届かない場所であったとしても、そういう書き方をするべきではなかった。
さまざまな苦い思いも含めて、歌声を味わってみたいと思う。
6️⃣Amazonのほしいものリストから5冊読む(進行中)
子どもの頃の私にとって、読書は純粋な娯楽だった。
いつの間にか本を読むことは何らかの知識を得るためのものとなり、それとともに読書への熱量が失せ、読む量もかなり減った。
積読以前の、Amazonのリストに入れるだけ入れて放置している、俳句に関係ない本を読みたい。
はじめに馬場あき子『鬼の研究』を読み、面白かったのだが、昔の文庫本は文字が小さく、読むのに時間がかかったのと、かなり、ためになってしまう本だった。
次は翻訳物のミステリーでも読もう。
7️⃣鷹の渡りを見に行く(未)
角川俳句賞をいただいた後、他の選考委員の方にはお目にかかることができたが、正木ゆう子さんに直接お会いしてのご挨拶ができていない。
しかし一度、電話でお話できる機会があった。
その際、共通の興味として、鳥の話題になった。
正木さんは鷹の渡りを見に、長野の白樺峠まで行かれるとのこと。
鷹柱を「ぜひ見てください」とおっしゃられ、見ますと答えたまま、5年が過ぎてしまった。
今秋は、鷹柱が見られるかどうかはわからないが、どこかの観察会に参加してみようと思う。
8️⃣YouTubeをはじめる(済・継続中)
句集を読む動画配信。
他の人があまりやっておらず、これなら自分にできるかも、という内容、やり方を思いついてしまった。
思いついたらやるべきだろう。
微力でも句集が読まれる機会を広げたい。
けれどやはり顔を出すのは恥ずかしいし、時間も無いし。
やらない理由もたくさん浮かんでくる。
そういうときこそ、とリストの力を借りて思い切ってはじめてみた。
「俳句ファンちゃんねる」というYouTube番組を数か月前から配信し、週一冊のペースで句集を読んでいる。
見ていただけたら幸いだ。
9️⃣文学フリマ大阪14参加(計画中)
上記のYouTubeの宣伝もかねて、9月の文学フリマ大阪の参加を計画している。
文学フリマも、大人数のグループのうちの一人として一回参加したことはあるけれど、その後迷っては参加を見送ることが続いていた。
🔟千疋屋のパフェ(未)
最後の一項目は、またドラマから。
高価だが絶品というパフェを是非食べてみたい。
大阪には千疋屋が無いので、東京に行った折にすかさず食べたい。
スマホのメモに書き、ひっそりと実行中であったリスト、今回うっかり皆様に公開してしまった。
いつかしよう、と思っているうちに5年、10年、20年と過ぎてしまうのが人生の恐ろしいところだ。
いつでもできそうだけれど、リストに書かないとやらないこと、これらを達成できたら、60歳という年齢も少し前向きに迎えられるだろうか。
父が見ることのできなかった60代、少し色濃く過ごすため、達成目指してがんばりましょう!
太陽を見ぬやう鷹を見てをりぬ
由季
岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ
「炎環」同人 「豆の木」「ユプシロン」参加
句集『犬の眉』『中くらゐの町』
第67回角川俳句賞