令和8年度新テーマ
今、現代俳句とは何か
協会80年への道程
✒️『現代俳句』編集部
新春のお慶びを申し上げます。
『現代俳句』は旧年中、冊子版、現俳ウエブの両面で「昭和百年/戦後八十年 今、現代俳句とは何か」を年間テーマに掲げ、誌面展開を行ってきました。
春には副会長、理事、監事ら協会役員の全25人を対象に「私の推す現代俳句五人五句選」アンケートを実施。その結果は冊子版ならびに現俳ウエブ4、5月号で全面公開しました。前後の各号では、協会名に刻まれ、組織理念の根幹を成すと思われる「現代俳句」の本質を問う論考も多数掲載しております。
もとより「現代俳句とは何か」という問いへの解答は協会員4千人それぞれの思いのうちにあり、協会が上から結論を押し付ける性格のものではありません。だからこそ、各自の思いを出し合うことで、これからの俳句が目指すべき方向性が浮かび上がる――そのような進み行きを期待しての取り組みといえます。
こうした趣旨に添い、昨年秋には協会評議員150人あまりを対象に、同様の趣旨で「三人三句選」を依頼、4分の3に迫る109人の回答を得ました。11月に行われた現代俳句講座ではその概要を公表。そこから浮かび上がった「口語文体の拡大と深化」「無季の存在感」などの方向性を踏まえ、戦後、さらには協会創設ともに一世紀となる「二十年後の俳句」のあるべき姿について議論を深めました。評議員アンケートの結果(速報)は下のリンクから御覧いただけます。
WEB現代俳句2026年01月号|
【特集】今 現代俳句とは何か~評議員アンケート結果 速報!
https://gendaihaiku.gr.jp/page-19122/
以上の詳細な内容については新年度の誌上で逐次お伝えしていきます。
ここまで記した通り、新年度も昨年度のテーマを深化・発展させる企画が目白押しです。加えて来年には協会創設80周年という歴史的な節目が控えている点も忘れるわけにはいきません。こうした様々な要素を総合的に考慮した結果、新たな年間テーマについて
今、現代俳句とは何か 協会80年への道程
とすることにしました。
具体的には、より幅広い年代層の問題意識を反映させるべく、さらなるアンケートの実施とその分析、また協会80周年に向け、協会員による俳句論執筆活動の活性化に資する取り組みなども検討中です。
読者諸氏には寄稿やアンケート回答への一層のご協力・ご指導、そしてますますの御愛読のほどを心よりお願い申し上げます。
『現代俳句』編集部長 柳生正名