背番号3
👤野島正則
プロ野球・巨人の終身名誉監督で選手、輝かしい実績を残し国民的人気を博した長嶋茂雄さんが、6月3日、亡くなった。89歳でした。
この日東京タワーは、長嶋茂雄さんに哀悼の意を込め、通常24:00まで点灯しているオレンジ色のライトアップ(ランドマークライト)を21:00で消灯した。
日本国民に元気を与え続けてくれた長嶋茂雄さんへ哀悼の意を表した。
「ミスタープロ野球」の愛称を持つ長嶋さん、プロ野球選手としてのデビュー戦は昭和33年4月5日国鉄戦(後楽園球場)。
金田投手と4打席対戦し、バットに当たったファウルが1球あっただけの4打席4三振の洗礼を受けた。
しかしこの年、首位打者は逃したものの、本塁打王、打点王を獲得、満票で新人王にも選ばれた。
そんな昭和33年、誕生したのが、東京タワー。
エッフェル塔よりも高い世界一(建設当時)のタワーは、戦後の復興のシンボル。
スカイツリーに電波塔としての役割を譲ったが、2018年の開業60周年の大規模改修工事を経て、昭和・平成・令和と日本の発展を見守ってきた存在である。
長嶋さんの選手時代の背番号は3。
東京タワーは333m。
3という数字の繋がり、昭和33年の同期、ちなみに、私も昭和33年生まれ。
強い絆を感じる。
夏草やベースボールの人遠し 正岡子規
ところで、昭和が始まったのは1926年12月25日。
昭和が続いていると仮定すれば、今年は昭和100年になるという節目の年。
各地でイベントの開催が予定され、政府も記念事業の検討をするなど色々な場所で盛り上がりそう。
「昭和100年」を契機に昭和を顧み、先人の躍動に学び、昭和の記憶を共有する。
現在、国民の約3割は平成以降の生まれだとか。
平成以降の生まれの世代にとっても新たな発見のきっかけとなれば、幸いである。
現代俳句協会では、昭和百年の今年は、「昭和」をテーマにした俳句を募集中。
また、「現代俳句」2025年7月号の特集は、「昭和百年/戦後八十年、今、現代俳句とはなにか」である。
11月2日には、東京タワーで昭和百年をテーマにしたイベントも行う。
私もこのイベントに微力ながら加わることとなった。
多くの方の参加をお待ちしています。
野島正則(のじままさのり)
東京都羽村市在住。
昭和62年、沖に入会。現在、青垣、平、noi、所属。
今日見た季語を趣味のデジカメ等で撮影し、「一日一季語」として2015年8月13日からSNSを使って、発信中。