茶屋の街
🗾石川・関戸美智子
青梅雨を来てこぎれいな茶屋の街
関戸美智子

撮影:関戸美智子
金沢には、ひがし茶屋・にし茶屋・主計町(かぞえまち)茶屋街がある。其処では金沢芸妓のほんものの芸にふれる事ができる。
時に、お茶屋さんの玄関先で女将さんと出会う。伝統芸能を継承し、もてなしの文化が華ひらく。女将さんの深辞儀が印象的。
また、雨上がりの茶屋の石畳をそぞろ歩きするのも格別。途中、「甘納豆の店」・「町家食堂」・「酒房」がほどよい間隔で開店している。
青葉の季節、鮮やかな木々の花。色々な国の人たちの行き来。絶えずこぎれいな茶屋の街。再訪する人たちが多い。
因みに、室生犀星記念館が近くにある。
紫陽花
🗾大阪・岡田由季
紫陽花の大きなあたま尼崎
岡田由季

撮影:岡田由季
大阪に近く、「コテコテ」のイメージのある尼崎だが、近世に城下町として栄えた歴史ある街でもある。
2019年に再建された尼崎城は、眩しいほど白い塗りの外観を持ち、内部は歴史展示や体験型コンテンツを備えた観光施設となっている。
旧ミドリ電化(現エディオン)の創業者が私費を投じて建設し、市に寄贈したものだという。
北西に位置する寺町は、江戸時代に城下町の一角として整えられた寺院群で、今も十数の寺が静かに軒を連ねる。
碁盤目状の町割りや石畳を歩けば、落ち着いた雰囲気が感じられる。
吟行で訪れた折、あちらこちらの寺院で紫陽花が咲いていた。
路地にはみ出した人の頭ほどの花を見ていると、思わず手を伸ばしたくなった。
麒麟獅子舞
🗾鳥取・植垣規雄
杳々ときりん獅子舞う額の花
足羽鮮牛

提供:鳥取市秘書課広報室
麒麟は泰平の世の象徴として中国に伝わる想像上の霊獣。
約370年前に初代鳥取藩主池田光仲が創建した因幡(現鳥取)東照宮の祭礼で、麒麟の顔を持つ獅子舞が初めて登場した。
麒麟獅子舞の頭は金色、面長で、額に角が一本、耳は直立し、眼を閉じ、鼻の穴は天へ大きく開く表情をしている。
胴幕は緋色で背筋が黒色。
大人2人が入って、地を這うように頭を回したり、ひねったり、伸び上がるように舞う。
又、赤い面・衣装・髪の「猩々」と呼ばれる道化役が、赤い棒を持ち獅子舞を先導したりあやしたりする。
鳥取県東部から兵庫県北部の約180の村々に継承されているこの「麒麟獅子舞」は、令和2年国の重要無形民俗文化財に指定されている。