現代俳句協会へようこそ!

現代俳句協会に新たに入会された方々の作品です。
事務局へ到着した順に掲載しています。

👤本田貴(福島)

花粉飛ぶ杖の散歩もままならず
ミシン踏む春の手仕事趣味の会

👤橋本耕雲(福島)

朝ごとに初鳴き待ちて空仰ぐ
手際良き老いたる妻の味噌仕込み

👤中田秀平(中北海道)

うすばかげろふ吐息のやうに飛びにけり
えぞにうの白より原野明けにけり

👤小池澄子(中北海道)

さくら貝と或るマーメイドの鱗
結晶のはじまる水際みそさざい

👤彦水(茨城)

春昼やドクターヘリの爆音来
触れるものすべてがおもちや子猫かな

👤門木杏(大阪)

木造の校舎の匂ふ穀雨かな
青き踏む子の二歩後をついてゆく

👤黄土眠兎(兵庫)

濁流を渡り湘子の忌なりけり
知りつくす道に迷へり十三夜

👤斎田陽介(茨城)

注連鳥居音なき車列うねりをり
白土塀戻り大椎肩そびゆ

👤南尊大(東京都区)

ふるさとは橋の先なり息白し
吊り革のひとつかたむく小夜時雨

👤谷口智行(三重)

とことはにうしほにけぶる紀のさくら
一鵜一声熊野灘動きだす

👤大久保樹(滋賀)

毛糸玉転がる幸せの構図
滑り台から緑蔭に飛び込めり

👤小塚照美(香川)

おほかたは使はぬ食器花の冷え
父の日の夫の背中や門を掃く

👤長谷川量可(福井)

仙人掌の蕾む朝や児ら集ふ
鉾島のてらてら光る良夜かな

👤渡辺桃蓮(愛知)

ラヴェンダー・ヘイズ車窓に春の月
冬銀河てふ葬列に生れたか

👤岩橋のり輔(岡山)

鶺鴒のひと振り母も月も石
羽根は主の肉の香知らず春の夢

👤春風亭昇吉(東京都区)

今年米地球の微熱孕みけり
海女の手のおむすび白き競渡の日

👤玉地玲(香川)

新緑やカット野菜を買って行く
谷の淵魚影に夏の陽を入れて

👤水口真奈(新潟)

秋の灯や詩は消えさうに揺れてゐる 
詩に生きてなぜ死に急ぐ冬の星

👤高橋とも子(栃木)

寒林を行く秀明になつてゆく
むくどりのむくむくむくの木の枯るる

👤出井康裕(千葉)

上下無き世界をすべるあめんぼう
底紅や虫の羽音の日暮まで

👤松﨑紫甫(香川)

菩提樹咲き銅葺屋根の案内板
こうもりらんゆらゆらゆする夏至の風

👤木佐貫由貴(東京都区)

梅雨明けてルンタルンタと犬歩く
バスを待つ私の手にはもっちゅりん

👤藤田孝(富山)

七十路は俳句よすがに青葉風
夏めきて日ごと新たに句を詠まむ

👤叶裕(東京都区)

夾竹桃日暮れて正気失くす街
ちょーダルいんだけど織姫のバイト