11月29日全国大会は名古屋です【2】
👤有本仁政

大須観音

まずは、全国大会へ多数の投句ありがとうございました。
まだ集計中ですが、目標数に達したことで一同胸をなでおろしています。

東海地区、とりわけ名古屋について皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか。
良くも悪くも平均的日本人が多い街、という表現をよく耳にします。
この地に生まれた三英傑に始まり、長く続いた徳川時代を通して平均化された日本人ですから、東海地区が日本の縮図というのは納得できるところです。

一方、関東と関西に挟まれ、いまひとつ捉えどころのない地域とも言えます。
冨田拓也氏はかつてこう書いています。

愛知県の俳人というのは、なんというかいまだに謎のヴェールに包まれているところがあるというか、やけに「遠い」印象がありますね。
『俳人ファイルⅩⅩⅨ加藤かけい』俳句空間―豈Weekly 2009年5月23日

この発言から17年経っても、あまり変化のない現状かもしれません。
物理的には近いのに、心理的に遠い…
また、東海地区には<雑俳>と呼ばれる座の文芸がかつて数多くあり、峠一つ越えるとルールが異なるという状況だったようです。
まさしくガラパゴス化した日本と同じ。

今回の全国大会は、そんな東海の印象を払拭できる機会となれば良いと考えています。
前回ご紹介した<ジャズ句会>もその一環です。

7月のNHK「ブラタモリ」では2週にわたり名古屋、特に大須商店街を取り上げていました。

将軍・徳川吉宗の倹約の時代に、かぶきもの尾張藩主・徳川宗春のおかげで、名古屋は日本で一番賑やかな<芸どころ>であったのです。
その中心であった大須は時代ごとに変化し続けています。
浅草と秋葉原とアメ横を足したような街に、東京であればあちこち出掛けなければ食べられない外国料理が一か所に固まっています。
ブラタモリでもありましたが、ビルの中を参道が…ごった煮感満載の街です。


さて、東海地区青年部・蒼年部では全国大会の前日11月28日(土)にイベントを企画・調整中です。
午前中に大須を中心に吟行し、<名古屋らしい>句を持ち寄り句会。
豪華な特別選者にもご期待ください。
同時に地方発信としてシンポジウム「いま地方で俳句をする、ということ」も開催、青年部世代に語っていただきます。

詳細・参加方法については東海地区現代俳句協会のXやこのエッセイでも追ってお知らせします。
ぜひ前日も名古屋にどっぷりと浸ってください…お待ちしています。

無国籍大須の熱き神無月
             仁政

大須商店街

有本仁政(ありもとひとまさ)
1962年兵庫県生まれ 愛知県在住
「韻」同人 中部日本俳句作家会会員
「ひとつばたご」発行人
東海地区現代俳句協会蒼年部長