講評
(小中学生の部)
句番号作品作者
3梅の花ふんわりいいことありそうだどんべい
今年もまた梅の花が色とりどりに咲きはじめました。その色合いのやわらかさの中、何か良い予感がしてきます。その予感どうぞ適中しますように。
句番号作品作者
6旅行前 みんなそわそわ 牛乳飲む
旅行前の何やら心もとない気分と緊張感。それらと「牛乳飲む」とが面白い取り合わせです。牛乳を飲んで、少しは落ち着きが取りもどせたでしょうか。気をつけて、ぜひいい旅を。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
12春ですね自転車のベルまた鳴らす澤田優也
あたたかい風と澄み渡った空。春に包まれている快さ、充実感を「自転車のベルまた鳴らす」でみごと表現しました。気分がしっかりと出ている句です。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
20かえる鳴く机の整とん終わらない森本壮胤
散らかっている机の上を、今日こそはきちんと整とんしようと決めました。教科書やノートや雑誌や文房具・・整とんはなかなか終わりません。だんだんくたびれてきました。そんな作者をかえるたちが急かすようににぎやかに鳴いています。楽しい句です。お兄さんも子供のころ整理整とんが苦手で、よく叱られていました。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
23たてぶえのドの音出ないウグイス鳴く澤田優也
こわれたのでしょうか。どうしてもたてぶえのドの音が出ません。かわりにウグイスが何ともきれいな声を聞かせてくれています。上手い対比。あせる作者の気持ちが十分伝わってきます。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
28えのきたけ 寒いと体よせあってラン
「寒いと体よせあって」がとても面白いですね。はっきりとえのきだけの姿かたちが浮かんできます。お鍋のお風呂であたためてあげましょう。