講評
(小中学生の部)
 うっとうしいといやがられることの多い梅雨の時期。梅雨入りしたところもあるようですが、雨の日は雨の日なりに楽しみを見つけてみるのもいいのではないかな?お姉さんもいろいろな雨のちがい、雨降りの楽しみを見つけて、俳句に詠んでみます。
 4月、5月と新しい環境で過ごしてきて、いくらかペースもつかめてくる6月。投句もまた少しずつ増えてくれるといいなあと思っています。

句番号作品作者
1ひらひらと宿題プリント 春の風水口光
 春の風は、その日の天候や気温によって、感じ方がちがうものです。気温はまだそれほどでもないけど、明るく晴れている日に、ふんわりと空気が動くように風が吹いてくる教室。配られた宿題のプリントを前の席の友だちから渡されたのに取りそこねてしまったのでしょうか?スローモーションのように宿題のプリントが風にのっている様子が目に浮かびました。
 こんなふうに優しい春風にのった宿題は軽々こなせそうですね。