工藤俊雄『幻肢』(げんし)

gh-b-116

工藤俊雄『幻肢』(げんし)  (gh-b-116)

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¥3,290
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第一句集にして、これほど苛烈で、これほど広大で、しかもこれほど親しく深い句集は稀であろう。見えない手で失われたものに触れようとするように、工藤俊雄は一句一句を書いたに違いない。その手の疼き、その感覚の切実さが、この一巻の隅々にまで行きわたっている。『幻肢』とは、不在の痛みを抱えたまま、なお世界へ手を伸ばす俳句の力を、まざまざと証してみせる句集なのである。―川森基次(序文より)

作品紹介

【自薦10句】
一人静世のはじまりの水の音
胡麻ほどの虫突如飛ぶ底知れず
合歓の花路通と少し徘徊す
完市忌アンモナイトの朱一条
夕かなかな巨きな影が下りてくる
修二会の炎奔りて化現せり
命終のいろはにほへといぬふぐり
いつの間に平座に兜太居て涼し
かまきりの亡骸津軽方言集
草いきれ老いて何かの亜種となる

【著者紹介】
工藤俊雄(くどう・としお)
1931年 青森市に生まれる
1948年 青森県立工業高等学校卒業
 寺山修司の去った青森句会に初参加
1952年 青森市苔桃句会(工藤克巳主宰)に入会
上京後も投稿で続ける
1982年 東久留米市句会NHK講師片伯部に師事
2011年 ムツオ氏のハガキを受け小熊座入会
2013年 病気と怪我で小熊座退会
2015年 「遊牧」に入会

【販売価格】
3,290円(税込・送料込)
※本体価格3,080円+送料210円
2026年8月25日発行
ISBN978-4-909520-81-4
現代俳句協会出版部

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