福井県現代俳句協会
第一回春季俳句大会

会長 中内亮玄
事務局長 中内亮玄(事務局長兼任)

 

 

【 行事 】 (2020年10月2日追加更新)

第5回福井県現代俳句秋季大会 令和2年9月25日結果発表 参加者34名 投句222

特選 前川康子  代表句 母で無き妻でなき日のサングラス

入選 中山慶子      行き先を決めず飛び出す鳳仙花

   髙石まゆみ     水打ちて少し地球を落ち着かす

   塩谷美津子     鍵束は孤独の重さ薄衣

佳作 横川一子      少年は全身酸素今朝の秋

   津田道代      吹き込んだ嘘がはじけるシャボン玉

   西又利子      その真意聞きたくて脱ぐ夏帽子

   藤坪憲雄      球児等の闘志は明日へ雲の峰

   白﨑寿美子     空蝉のしっかりこの世見た眼

   中田良一      寝袋の胸をおどらす星降る夜

   山田冨裕      絵手紙へ戻るつもりの毛虫です

*コロナ禍のため通信制で、互選の合計点数で競った。

第30回記念北陸現代俳句大会 選考委員選抜大会

小山柴門 山本 正雄 髙石まゆみ 塩谷美津子 前川康子 津田道代 青木かよ子 蜂谷純江 村田淑子 石田秋桜 張籠二三枝

*秋季俳句大会の互選の際、句の講評を募集。会長の採点により、役職、俳歴を無視し、点数の高い応募者から順に11名の選考委員が選抜された。

第5回福井県現代俳句春季大会

令和2年5月31日(通信制)
参加者30名 投句186句

大賞(副賞:金子兜太『百年』&ブックレット)
 いつだって蝶の背中に乗りたくて 中山慶子 

入賞(副賞:金子兜太『百年』&ブックレット)
 足音を聞き分けている木の芽和え 山田冨裕
 春灯し家族の時間という不安     石田秋桜

佳作(副賞:ブックレット)
 乱れなき竿の林立サクラマス   山本正雄
 違う風吹いて今年の鯉のぼり   中田良一
 日本を飛びだすつもりゴム風船  久保ふみ子
 朝光が隣りに座わる初電車    北潟敬一
 万緑に絵具たっぷり使い切る   河口花芯
 病む夫へ麦ストローのスープかな 青木かよ子

コロナ禍によって、5月8日の時点で大会会場閉鎖の連絡があり、残念ながら講演や表彰式は取り止め、大会は結果発表のみの郵送による通信制となりました。その後、緊急事態宣言はいち早く解除されましたが、駅前の立地や高齢者多数のため対策がとれませんでした。しかし、今後の緊急事態対処の前例となる有意義な経験ともなりました。

秋の大会は9月19日(土)午後2時、その後、協会懇親会も予定されています。

福井県現代俳句協会総会

日時 令和2年2月23日(日)出席者 23名

先人への黙祷、続いて中内亮玄会長より、昨年度の行事活動報告及び来年の北陸大会へ向けての準備等の講演を頂く。
福井県の俳壇において活躍または、協会の発展のために尽力をされた方を表彰する「福井県現代俳句協会賞」を、会員増加にご尽力され続けている、前川康子氏が受賞された。
会計報告、会計監査報告、令和2年度の事業計画の発表等おだやかに進行する事ができた。(報告 西又利子)

第4回 福井県現代俳句秋季大会
日 時 9月28日(土)午後2時半~
会 場 福井市総合ボランティアセンター
参加者 35名 投句190句
講 師 林 和清先生(現代歌人集会理事長)「ほんとうは怖い俳句と短歌」

 歌人の林和清先生が、中内会長との友情出演で京都から来て下さいました。講演では、俳句、短歌、川柳、幅広い作品を楽しく、怖がりつつ学び、作句へのヒントを頂きました。今大会は互選、作者の合計点数にて賞が決定する新しい企画で、固定観念にとらわれない新鮮な大会になりました。(髙石まゆみ)

大会成績
・特選(賞状・林和清サイン入りの著書)
滝壺をでてより滝の音平ら     塩谷美津子

・入賞(賞状・林和清サイン入りの著書)
朱は堪える色かも知れず曼珠沙華  横川 一子
ソーダ水話してくれるまで待とう  前川 康子
ささくれし手に夕焼のひっかかる  久保ふみ子

・佳作(賞状・林和清サイン入りの著書)
秋風や気を抜き易き椅子ひとつ   中田 良一
賞味期限無かりし頃の冷奴     若林 園枝
夏空を飲み干す少年ペットボトル  髙石まゆみ
沖縄忌夜は生臭き闇に触れ     はばたみち恵
香取渦ぽとりと時間灰になる    北潟 敬一
雲の峰自分の殻を脱ぐ力      中山 慶子

◇第4回福井県現代俳句春季大会

現代俳句春季大会の様子

現代俳句春季大会の様子

日時 令和元年6月9日(日)10時
会場 県総合ボランティアセンター
参加者35名 投句148句
講演 「俳句と比喩」
講師 佐孝石画
 前川康子幹事が司会で、小山柴門副会長の挨拶に続き、佐孝先生の講演をお聴きしました。
 いかに五感を揺さぶるか、書き手と読み手の共鳴、共感、俳句の必殺技は季語と切れ字であること、イメージを重複させ、季語は舞台装置の役割も果たすこと等々、あらためて初心に戻り教えて頂きました。(春木美智子)
特選
春夕焼私の企画途中です    髙田美峰子
入賞
本心を語らずじまい散る桜   久保ふみ子
畑返す土の息吐くところまで  森内定子
佳作
八重桜嘘秘めしまま夫と居て   山田冨裕
過ぎし日は美しきもの桜闇    塩谷美津子
花万朶はんなり夕焼け消して行く 横川一子
スポーツ紙敷いて筍飯の昼    中田良一
リラ匂ふ夜は叶わぬ夢も見る   佐々木潤子
レシートも私も猫背花冷える   西又利子
選考委員特別賞
霾や玻璃ごしに見る拉致の海    白﨑寿美子
あいの風神楽舞うなか笛を吹く   出見隆晟
お弁当覗いて飛んでさくらかな   前川康子
メーデーに勇気を貰ふ車椅子    山下 博
花換えやフォークダンスの離さぬ手 若林園枝
成長を知らせてくれる夕桜     小山尚貴
ふるさとと思えば近し春満月    江守美千代
参道へ歩巾の丸太余花の風     青木かよ子

◇第3回福井県現代俳句春季大会

(県現代俳句協会創立25周年記念大会)
日時 平成30年6月16日(土)10時開会
場所 県民活動ボランティアセンター
大会講演『俳句の題材について』 県副会長 小山柴門
応募作品全句講評(136句)  県会長 中内亮玄
参加人数 23名
選考委員(県役員)による無記名審査
小山柴門副会長の講演は、詩情が汲み取れるのであれば句材は無限、万葉集の一節を引用されたり、道元や高野素十、又加藤楸邨の俳句の心得等、本当に勉強になり、有意義な講演となりました。その後は中内亮玄会長の大会作品のご講評を戴きました。一三六句全部を刀でスパッと切ったような的を得た講評で、晴々とした気持ちでお聞きすることが出来ました。(春木美智子)

特選(全国大会御招待)
手のひらをひらけば夕焼乗って来る 久保ふみ子
入賞
雨もいい無口な詩人蝸牛    横川一子
田水引き青空どっと流れ込む  森内定子
佳作
病む母の素直が哀しアマリリス 木幡嘉子 
字足らずの生き方が好き麦の秋 松宮日登美
花筏どこでもいいの連れ出して 春木美智子
退屈なベンチを探す夏帽子   高石まゆみ (高ははしごだか)
葱坊主先生いつも誉め上手   蜂谷純江
曖昧さ良きこともあり朧月   中山慶子

*ちなみに、特選の全国大会招待については、当選者の諸事情により辞退されました。