会長 | 渡辺誠一郎 |
事務局長 | 宮崎 哲 |
事務局 | |
郵便番号 | 982-0003 |
所在地 | 仙台市太白区郡山1-19-1-910 |
TEL | 022-247-6425 |
【 地区の紹介 】
宮城県現代俳句協会は宮城県に在住する会員で構成され、会員は100名近くいます。会の活動は吟行会、会報発行が中心となっています。
このほか、宮城県には現代俳句協会系と俳人協会系の結社が一緒になって活動している「宮城県俳句協会」があり、松島芭蕉祭全国俳句大会や宮城県俳句大会などを主宰していますが、私達もその中心となって活動しています。
行事予定
宮城県俳句協会賀詞交換会 令和2年1月13日(月・祝)東京エレクトロンホール宮城602会議室
【 句会報など 】
◇宮城県俳句協会新春賀詞交歓会 平成31年1月15日 於東京エレクトロンホール宮城
◇宮城県現代俳句協会吟行会 平成31年2月6日 於塩竈市杉村惇美美術館
神釜の赤錆著き余寒かな 佐々木和子
神釜の涸れず溢れず余寒なほ 丸山みづほ
春寒を来て切株の声を聞く 浪山克彦
御釜社の潮湿りの幣二月 星 節子
アトリエの窓の春光あるじ呼ぶ 淺沼眞規子
春浅し仕舞屋多き門前町 伊澤てつを
風光る塩土老翁の神の竈 小野 豊
料峭や奉獣塔の獣は何 菊地幸子
神釜の謂れさぐれば亀の鳴く 日下節子
六無斎の残す臘梅蕊の紅 黒河内玉枝
塩竃つ子のカムパネルラの春銀河 小関桂子
冴返る黒い暖簾の白丁字 小村寿子
マリオネット片寄せ合いて春を待つ 紺野みつえ
春曇の石の貌貌鬼房小径 榊原伊美
闇市の在りし小路の芽吹きかな 坂下遊馬
木の芽時象牙の蝶は眼を開く 佐藤みね
百千鳥来よ鬼一場の港町 佐野久乃
海苔篊や平成終はる風の中 鈴木三山
春浅しブリキの金魚咲く窓辺 谷口加代
風光る博物館のにぎり飯 永野シン
うりずん南風辺野古埋立て否否と 中村 春
えんやどつとしほがまさまの梅咲けり 平山北舟
藻塩焼く蓋に暖とる冬の蠅 丸山千代子
如月の古代の風や藻塩なり 宮崎 哲
海底は哀しみの渦春霙 村田斐路子
お釜社の水の妖変冬の蠅 渡辺誠一郎
◇宮城県現代俳句協会総会句会 平成31年3月10日 於パルシティ仙台
被爆地に残る表札冴返る 平山北舟
尾骶骨疼き出したる芽吹かな 鈴木三山
天国に裏口ありと初雲雀 浪山克彦
春浅し表札のみの実家かな 丸山千代子
路地裏を曲がれば匂う夜の梅 日下節子
統計の図表の形春の闇 宮崎 哲
三月の表面張力宙にあり 渡辺誠一郎
昭和とは路地裏の本けんけんば 永野シン
背表紙の文字は三ミリ春の雨 佐々本和子
春コート裏地に金の名前あり 菊地幸子
平成の余韻豊かな芽吹きかな 蔦とく子
帆手まつり表参道人・ひと・ヒト 熊谷山里
表具師の破れ座布団日うらら 星 節子
木々芽吹く音聞こえさう夜の闇 丸山みづほ
啓蟄やわが来し方に表裏なし 中村孝史
黒々と裏返されて春の土 嶺岸さとし
表裏なく墓を濡らせる春の雨 土見敬志郎
手をしかと繋ぐ裏道春の闇 千葉 勝
草萌えや雀の遊ぶ裏の庭 池田紀子
俊敏なる猫の動きや芽吹くとき 大久保和子
大木の芽吹き少年のホームラン 中付 春
◇第49回宮城県俳句大会 平成31年4月29日 於東京エレクトロンホール宮城
◇第33回現代俳句東北大会 令和元年9月28日 於秋田市協働大町ビル
秀逸賞
少年のピアノ金魚を眠らせる 鈴木純子
梅雨のマンション百の鍵百の鬱 平山北舟
佳作賞
人の世をはみ出してゐる子の昼寝 平山北舟
高野ムツオ特選
フクシマの廃炉のかたち貝櫓 八島岳洋
浪山克彦特選
祈りとは卵の殻を剝く晩夏 佐藤詠子
渡辺誠一郎特選
梅雨のマンション百の鍵百の鬱 平山北舟
人の世をはみ出してゐる子の昼寝 平山北舟
宮崎哲特選
炎昼やのつしと過ぐる牛の尻 土見敬志郎
◇第14回大崎市俳句大会 令和元年10月6日 於大崎市教育委員会田尻支所内沼部公民館
◇第26回「壺の碑」全国俳句大会 令和元年10月13日 於多賀城市文化センター
=兼題の部=(嘱目の部は台風接近のため中止)
▽井上康明特選
渚より魂よみがえる初螢 佐藤みね
▽西山睦特選
迂回せず汚染袋に蟻の列 丸山千代子
畦焼いて灯ともす村の一握り 土屋遊螢
▽高野ムツオ特選
天窓に銀河の声や自在鉤 土見敬志郎
上蔟期山湖は瑠璃を深めつつ 土屋遊螢
壺の碑に今年最初の秋茜 伊澤哲雄
◇第65回松島芭蕉祭 令和元年11月10日 松島町瑞巌寺本堂