東北海道現代俳句協会第29回総会・俳句会

東北海道現代俳句協会第29回総会・俳句会

会長 石川青狼
事務局長 鮒橋郁香
事務局
郵便番号 084-0903
所在地 釧路市昭和町2-15-4
TEL 0154-55-4588

 

【 地区の紹介 】

東北海道現代俳句協会は、帯広、釧路、根室各市を中心とした十勝支庁、釧路支庁、根室支庁に加え、北見市を含んでいる。 

【 行事 】

(20190926追加更新)

◇東北海道 釧路ブロック吟行会

日時 令和元年九月十九日
場所 細岡展望台、標茶博物館ニタイ・ト

 参加者十七名。釧路ブロックの恒例となった吟行会が秋晴れの一日、開催された。会員の自家用車に乗り合わせ、釧路湿原国立公園を見渡せる細岡展望台で吟行、俳句ポストに投句をしてから標茶町博物館ニタイ・トへ。会議室を借りて昼食、句会となったが、皆テンションが上がっていて活発な意見が出た。高得点句は次の通り。

 湿原図と指名手配図昼の月      鮒橋 郁香

 どんぐりや縄文ならば良妻賢母    中島 加奈

 秋湿原ドローンの兜太来て去りぬ   吉田 洋子

 秋深し湿原という余白かな      中尾 克彦

 湿原という逃れの境地獺祭忌     西村 奈津


◇金子兜太ドキュメンタリー映画「天地悠々 兜太・俳句の一本道」上映会

 

 日 時 令和元年九月八日(日)十三時
 会 場 釧路市生涯学習センター五階ハイビジョンシアター
 入場料 一五〇〇円、 来場者 七八名

 金子兜太氏のドキュメンタリー映画完成を受け、兜太氏生誕百年に合わせて九月に上映会を開催すべく六月に準備を開始した。ポスターや前売券を市内各所に委託、また会員の努力もあって完売することができた。当日直接会場に来られた方もかなり居り、会場の都合で何人かはお断りせざるを得ず申し訳ないことをした。来場者の中には、俳句関係者ではないがテレビで観てとか、兜太氏の人生観に共鳴したという方も多く、超満席の会場には熱気が籠もっていた。
 また壁に石川青狼会長揮毫の兜太氏の俳句を展示、上映後に石川会長が句の解説を交えながら道東旅行に同行した話をして、改めて兜太氏を偲んだ。

◇第二六回東北海道現代俳句大会

日時 令和元年6月30日(日)
場所 釧路市 アクア・ベール
 投句数は73名、122組・244句。9月に開催の金子兜太ドキュメンタリー映画上映会告知のあと、石川青狼会長の挨拶により開会。出席32名。
 講演は「樺の芽」主宰・東北海道現代俳句協会副会長の粥川青猿氏による「山頭火の歩いた道」。演題に惹かれての出席者も居り、一時間たっぷりと山頭火の生き様に聞き入った。休憩を挟んでの俳句大会では、選者5名の講評と入賞者への表彰が行われた。また懇親会には24名が出席、受賞者の喜びの言葉を交えながら和気靄々と進められ、鈴木八駛郎名誉会長の乾杯でお開きとなった。
大会入賞句は次のとおり。
〈東北海道現代俳句大会賞〉
  ひなたぼこ何処に打たれた隠し釘  江波戸 明
〈北海道新聞釧路支社賞〉
  春の雨残り時間の音がする     松原 静子
〈釧路新聞社賞〉
  朴訥な父生涯をたがやせり     荻野つた枝
〈釧路俳句連盟賞〉
  老人の貌して逝けりきりぎりす   高橋テル子

「天地悠々 兜太・俳句の一本道」特別上映会開催
日時 令和元年9月8日(日)午後1時
場所 釧路市生涯学習センター 5階ハイビジョンシアター
主催 東北海道現代俳句協会
 昨年2月の金子兜太氏逝去のあと、釧路では「俳人金子兜太を語る会 実行委員会」(主催:東北海道現代俳句協会釧路ブロック、釧路俳句連盟)を立ち上げ「俳人金子兜太を語る会」を実施致しましたがその際、中央俳壇から遠く離れた釧路での開催についての意義を話し合いました。
 釧路と兜太氏との関わりは、1989年第3回釧路湿原全国俳句大会での記念講演をはじめ御夫妻の道東旅行など三度に及ぶ釧路訪問や、兜太氏主宰の結社「海程」句会の活動(「濃霧」)などを通じて育まれてきました。加えて、兜太氏自身の戦争体験から一貫した平和への思いが、俳句界を超えて平和運動への広く深いエネルギーとなっています。その兜太氏の、戦後の永い俳句活動の軌跡を偲ぶため釧路においてこの「語る会」を企画しました。
(「俳人金子兜太を語る会」パンフレットより)
 こうした経緯もあり、この度ドキュメンタリー映画が製作されたことを受け、改めて映像の兜太氏に会い、皆様の記憶に留めて頂きたく開催することと致しました。ポスターを会場の生涯学習センターほか市立図書館、プラザさいわい等に貼って頂き、前売券も取り扱って頂きました。また会員の努力もあって、前売券はほぼ順調に捌けています。あとは当日、たくさんの方々が来て楽しんで頂けるよう願って準備しております。 

◇東北海道現代俳句協会 第29回総会・俳句会

日時 平成31年2月21日(木)
会場 帯広市 とかちプラザ

句会風景

参加者は十二名。昨年の物故者への黙祷、石川青狼会長挨拶のあと総会議長に江波戸明氏を選出し、総会での議案は全て承認された。
総会後の句会では、少人数ながら活発な句評が交わされ、充実した内容であった。
終了後も、JRの時間ぎりぎりまで釧路と帯広の会員の交流がみられ、六月の大会での再会を約して散会となった。

句会上位作品

どうにか戦後つながっており薄氷 笹原 瑞子

補聴器のハウリングする鰊群来  石川 青狼

浮寝鳥激情を掻く水面下     江波戸 明 

春泥をまともに運び路線バス   山陰  進

如月の広辞苑開けば遥かな野   粥川 青猿

(鮒橋郁香)